アデルがグラミー賞で5冠達成、プリンス楽曲が解禁、エド・シーラン日米チャートで2週連続の首位:今週の洋楽まとめニュース
アデルがグラミー賞で5冠達成、プリンス楽曲が解禁、エド・シーラン日米チャートで2週連続の首位:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、現地時間2017年2月12日行われた【第59回グラミー賞】の話題から。大注目の主要4部門については、新人賞を除く3部門<年間最優秀アルバム><年間最優秀レコード><年間最優秀楽曲>にノミネートされていたアデルが3冠に輝いた。また、<最優秀新人賞>はチャンス・ザ・ラッパーが受賞。更にアデルは、主要3部門に加え、<最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)><最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム>も受賞し計5冠を達成した。また今回、最多9部門にノミネートされていたビヨンセは結果的に<最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞>と<最優秀ミュージック・ビデオ賞>の2部門で受賞を獲得したが、主要部門受賞とはならなかった。

【第59回グラミー賞】最優秀新人賞はチャンス・ザ・ラッパーが受賞
【第59回グラミー賞】最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)はトゥエンティ・ワン・パイロッツ「Stressed Out」が受賞
第59回グラミー賞】最優秀ロック・ソングはデヴィッド・ボウイ「Blackstar」が受賞
【第59回グラミー賞】最優秀カントリー・パフォーマンス(ソロ)はマレン・モリス「MY CHURCH」が受賞
【第59回グラミー賞】最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバムはビヨンセ『LEMONADE』が受賞
【第59回グラミー賞】年間最優秀楽曲はアデル「Hello」が受賞
【第59回グラミー賞】年間最優秀レコードはアデル「Hello」が受賞
【第59回グラミー賞】年間最優秀アルバムはアデル『25』が受賞、主要4部門で3冠達成
【第59回グラミー賞】77歳のソウル・レジェンド、ウィリアム・ベルが古巣スタックスからの約40年ぶりメジャー作で初グラミーの快挙
【第59回グラミー賞】視聴率が前年より増加

 続いては、プリンスの楽曲解禁について。ワーナーが所有している故プリンスの楽曲の大部分が現地時間2017年2月12日に、主要ストリーミングサービス(Apple Music、Spotify、Google Play Musicなど)で解禁された。本発表は、【第59回グラミー賞】のプリンス・トリビュートに間に合わせた形だ。同企画ではブルーノ・マーズがファンク・バンド、ザ・タイムのメンバーとのパフォーマンスで会場を沸かせた。今回の解禁では『パープル・レイン』、『1999』、『サイン・オブ・ザ・タイムズ』、『戦慄の貴公子/Controversy』、『パレード』、『ダーティ・マインド』、そしてベスト盤などがストリーミング各社で聴けるようになった。

プリンスの曲がApple MusicやSpotifyなどでストリーミングが可能に

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートは、1月30日に公開されたミュージック・ビデオのストリーミングポイントが加算され、「シェイプ・オブ・ユー」が今週も首位の座を死守した。エド・シーランは、2月13日(日本時間)に開催された【第59回グラミー賞】でこの曲をパフォーマンスしていて、次週もポイントアップが期待される。そんなエド・シーランは、Spotifyにおいて、1か月で4,150万人のリスナーを獲得するという新たな記録を樹立。更には、2017年2月17日に新曲「ハウ・ウッド・ユー・フィール(パエアン)」をリリースし、3月3日リリース予定のアルバム『÷(ディバイド)』への期待が高まっている。

【米ビルボード・ソング・チャート】エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」が、通算3週目の首位獲得
エド・シーランがSpotifyで再び記録樹立、金曜日には新曲公開か
エド・シーラン、2/17に新曲をリリース

 そして、今週のBillboard JAPAN洋楽チャートも、エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」が、先週に引き続き3度目の首位を獲得した。本作は、ダウンロード、Twitter、ストリーミングで首位。動画再生数はマーク・ロンソン「アップタウン・ファンク feat.ブルーノ・マーズ」に首位の座を譲ったものの、前週よりポイントを伸ばしている。また、今週トップ10内に初登場したのはホセ・ジェイムズの「リヴ・ユア・ファンタジー」。ニューアルバムのプロモーションのため来日を果たし、ショー・ケース・ライブやラジオ出演などで話題となっているため、来週以降のチャート・アクションに注目だ。

【ビルボード】エド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」が3度目の首位、ホセ・ジェイムズがトップ10内に初登場
ホセ・ジェイムズ iTunes R&B/ソウルチャート1位の新作発売日に一夜限りのショーケース・ライブを開催

 替わって、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、ビッグ・ショーンの4thアルバム『アイ・ディサイディド』がNo,1デビューを果たした。2011年リリースの処女作『ファイナリー・フェイマス』が最高位3位をマークし、華々しいデビューを飾ったビッグ・ショーン。その後、2ndアルバム『ホール・オブ・フェイム』(2013年)も同3位をマークし、2015年リリースの3rdアルバム『ダーク・スカイ・パラダイス』では、初の首位を獲得。本作は、前作に続く通算2作目のNo,1獲得で、ラップ・チャートではデビュー作から4作連続で首位を獲得している。

【米ビルボード・アルバム・チャート】デトロイト出身のラッパー、ビッグ・ショーンの4thアルバム『アイ・ディサイディド』がNo,1デビュー


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