【米ビルボード・ソング・チャート】エド・シーランが首位に返り咲き、メジャー・レイザーの新曲が初登場
【米ビルボード・ソング・チャート】エド・シーランが首位に返り咲き、メジャー・レイザーの新曲が初登場

 エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」が、再び首位に返り咲いた、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 2週前、ミーゴズ feat.リル・ウージー・ヴァートの「バッド・アンド・ブージー」にNo.1の座を奪われたが、今週返り咲き、通算2週目の首位獲得を果たした、「シェイプ・オブ・ユー」。ポイントが上昇した理由として、1月30日に公開されたミュージック・ビデオのストリーミング・ポイントが加わったことが挙げられる。視聴回数は、2月7日時点で5800万視聴回数を記録していて、1月5日に公開されたリリック・ビデオも、2億回まで到達している。

 2位にダウンしたミーゴズ feat.リル・ウージー・ヴァートの「バッド・アンド・ブージー」は、順位は落としたものの、ポイント自体は先週よりも伸びていて、ストリーミングやエアプレイが好調。というのも、今週のアルバム・チャートで、この曲も収録された彼らの2ndアルバム『カルチャー』がNo.1デビューを果たしていて、アルバムのプロモーション効果が反映したものと思われる。この曲の他にも「Tシャツ」(19位)や、「スリッパリー feat.グッチ・メイン」など、計7曲を100位内にランクインさせた。

 1月26日に公開されたミュージック・ビデオが、4000万視聴回数を突破した、テイラー・スウィフトとゼインのコラボ・ソング「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」は、ストリーミング・ポイント上昇で3位に上昇。テイラーは9曲目、ゼインは「ピロウトーク」(2016年)に続く、通算2曲目のTOP3入りとなった。ただ、彼らがこれまでリリースしたビデオの初動視聴回数から見ると、若干伸びが悪いようにも思える。この曲が起用された映画『フィフティ・シェイズ・ダーカー』が2月10日に全米公開されるため、映画の公開やプロモーションにより、順位上昇も期待できる。

 2月中にリリースすると予告した、ドレイクの新作『モア・ライフ』からの先行シングル「フェイク・ラヴ」は、8位まで上昇中。アルバムがいつリリースされるかは確定していないが、サプライズ・リリースに向けて、更なる上昇は期待できそうだ。

 56位に初登場したのは、昨年「コールド・ウォーター feat.ジャスティン・ビーバー&ムー」を大ヒットさせた、メジャー・レイザーの新曲「ラン・アップ」。正確な発売日は決定していないが、2017年中にリリースされるであろう新作『ミュージック・イズ・ザ・ウェポン』からの先行シングルで、ラッパーのパーティーネクストドアとニッキ・ミナージュをゲストに迎えた、ダンスホール調のナンバー。1月26日に、デジタル配信とリリック・ビデオが公開されている。

 次週は、2月12日(現地時間)に開催される【第59回グラミー章】直前ということで、ノミネートされている楽曲が上昇することが予想される。<最優秀アルバム賞>含む最多9ノミネートとなったビヨンセのタイトルは、双子の妊娠発表も含め、リエントリーを果たすかもしれない。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、8日22時以降予定となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン
2位「バッド・アンド・ブージー」ミーゴズ feat.リル・ウージー・ヴァート
3位「アイ・ドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」ゼイン&テイラー・スウィフト
4位「バッド・シングス」カミラ・カベロ&マシン・ガン・ケリー
5位「クローサー」ザ・チェインスモーカーズ feat.ホールジー
6位「ドント・ワナ・ノウ」マルーン5 feat.ケンドリック・ラマー
7位「スターボーイ」ザ・ウィークエンド feat.ダフト・パンク
8位「フェイク・ラヴ」ドレイク
9位「ブラック・ビートルズ」レイ・シュリマー feat.グッチ・メイン
10位「スカーズ・トゥ・ユア・ビューティフル」アレッシア・カーラ