マッツ・ミケルセン来日インタビュー 「ドクター・ストレンジはベネディクト以外考えられない」 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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マッツ・ミケルセン来日インタビュー 「ドクター・ストレンジはベネディクト以外考えられない」

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マッツ・ミケルセン来日インタビュー 「ドクター・ストレンジはベネディクト以外考えられない」

マッツ・ミケルセン来日インタビュー 「ドクター・ストレンジはベネディクト以外考えられない」

 現在公開中の映画『ドクター・ストレンジ』に出演するマッツ・ミケルセンが先日、本作のプロモーションのために来日。“北欧の至宝”で知られる名俳優がBillboard JAPANのインタビューに応じ、自身の演技論について熱く語ってくれた。


 デンマーク出身、51歳のマッツ・ミケルセンは、ダンサーとして活躍した後、演技の世界に。2006年『007/カジノ・ロワイヤル』の悪役ル・シッフルで注目を浴び、以降ハリウッド映画に欠かせない国際的俳優として、ここ日本でも高い人気を誇る。本作でマッツは愛する者を失くしたために、闇魔術に魅せられてしまった宿敵カエシリウスを演じている。マッツ自身は明るく笑いの絶えない人柄で知られているが、悲しい過去を持つ役柄を演じるにあたって一体何を参考にしたのだろうか。「特に何も。人というのは様々な側面を持っているもの。俳優はそういう側面を認識してツールとして使うことが仕事だからね」と、そう明かした。


 ハリウッド超大作というと新人俳優を起用して、映画のヒットとともに主演俳優も注目を浴びるケースが多かったが、今作は主役にベネディクト・カンバーバッチ、脇役にマッツやティルダ・スウィントン、キウェテル・イジョフォーなど名実ともにトップの俳優が多く出演している。従来とは少し異なるキャスティングに関して尋ねると「例えば『スパイダーマン』は主役が青年だから、演じる俳優も若い俳優が選ばれるよね。でもドクター・ストレンジは人生経験豊かな年を重ねたキャラクターだから、ベネディクトくらいの年齢じゃないと演じられない。逆に、主演がベネディクトならば、脇を固める役者も彼と同じくらいの力量を持っていないといけないんだ。私が思うに、ドクター・ストレンジはベネディクト以外考えられない。彼の演技に見合う俳優をあまり馴染のない俳優の中から探すのは大変だと思う」とベネディクトの演技力とそのハマりっぷりを大絶賛。さらに「ティルダやキウェテルなど、これまで自分が観た映画でいいなと思っていた俳優たちと今回共演できて、最高の気分だ」と、豪華共演にマッツも心底喜んだ様子だ。


 さて、先日のベネディクトの電話インタビューで、自身の“ストレンジ(一風変わった)”な部分を尋ねたところ、「僕の周りの誰かに聞いてみて」と言っていたので、今回マッツに聞いてみた。すると、「現場でいつも『どうして僕はこんなに成功しているのか分からない、僕は本当にラッキーだよ』と言っていることかな。理解できないよ、だって彼はあんな才能を持っているんだから。そろそろ気づいてほしいよね(笑)」と冗談交じりに話してくれた。


 最近では『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で重要な役どころを務めるなど、彼の活躍は、成功を夢見る世界中の俳優たちの憧れに違いない。映画界での成功の秘訣を尋ねると「ノー・アドバイス。ただとにかく自分の演技に集中するだけ。大作に出たいとか、有名になることを目指すのではなく、自分が好きなことをするのが何よりも大切だ。チャンスがあれば、それが誰かの目に留まって次に繋がるから」と真剣な眼差しで答えてくれた。


 「大舞台を夢見て昔から努力をしてきた僕の友人は、ある日、あるテレビドラマの役をゲットした。後に大ヒットするなんて誰も予想していなかった『ゲーム・オブ・スローンズ』だよ。今では彼はスーパースターだけど、それも彼がコツコツと努力を積み重ねてきたおかげさ」と自身の身近なエピソードも明かしてくれた。ちなみにその俳優というのが同シリーズでジェイミー・ラニスター役を演じているイケメン俳優のニコライ・コスター=ワルドーだ。努力が肝心だと言う彼の言葉は、俳優を目指す人だけでなく、夢を追う若者の心に響くだろう。彼の更なる活躍に期待だ。


Text: Mariko Ikitake
Photos: Yuma Totsuka


◎公開情報
『ドクター・ストレンジ』
2017年1月27日(金)より、全国公開中
監督:スコット・デリクソン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キウェテル・イジョフォー、レイチェル・マクアダムス、マッツ・ミケルセン、ティルダ・スウィントンほか


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