ANATAKIKOU、5年ぶりのALに堀込泰行らのコメント
ANATAKIKOU、5年ぶりのALに堀込泰行らのコメント

 ANATAKIKOUの6枚目となるアルバム『3.2.1.〇』(さんにーいちまる)が、1月21日にリリースされる。

 2001年大阪にて3名で結成するも、オリジナルメンバー2人が脱退し松浦正樹のソロユニットとなっていたANATAKIKOU。一時は活動休止も考えていた松浦だが、大阪芸術大学の同級生でもあった山下敦弘監督から依頼を受け、関ジャニ∞・渋谷すばる主演映画『味園ユニバース』へ出演した経験がアルバム制作への意欲に良い刺激を与えた。現在は、松浦が主宰する劇団的スタイルで、ライブによって編成を変えながら活動を行っている。

 今回リリースされるアルバムのタイトル『3.2.1.〇』は、3人でスタートしたバンドが2人になり、1人になっても0にはならず、〇(=正解)を求めて生き続けようという思いから名付けられた。

 また、堀込泰行をはじめ、桃野陽介(モノブライト)、澤部渡(スカート)、ライターの井口啓子が本作についてコメントを寄せており、堀込は「松浦くんの作る楽曲には絶妙な<和>のセンスがとても洗練された形で織り込まれています」と称え「だから僕は彼の音楽のとりこになってしまうのです」と語っている。


◎コメント全文

ANATAKIKOUの音楽を「ひねくれPOP」と言いきってしまうことは簡単だ。
だけれども僕にはそれだけでは言葉足らず。
松浦くんの作る楽曲には絶妙な「和」のセンスがとても洗練された形で織り込まれています。
だから僕は彼の音楽のとりこになってしまうのです。どこまでも我が道を突っ走ってほしい。
心からそう思える、それが僕にとってのANATAKIKOUです。
―堀込泰行

ANATAKIKOUの新譜を聴くのはいつも幸せです。
僕にとって志村けんさんの変なおじさんが唱える「だっふんだ」という魔法の言葉にANATAKIKOUは似ていて、
歌を聴くたび、いつも変だという事を発見させられます。
そこが毎回クセになるんです。ホント最高のストレンジポップミュージック☆
―桃野陽介(モノブライト)

ANATAKIKOUの音楽の多くは整理しきれない感情が化けて音楽の形になっているのかもしれない。
そしてきっといつまでもそのメロディや詩が僕に取り憑く。「いついつであう」を聴くとそんな風に思ってしまいます。
―澤部渡(スカート)

惚れぼれするほどヒネくれてて、
うんざりするほどロマンチック。
ロックのように破壊的ではなく、
ジャズほどは洗練されていない、
絶妙な歪さやいなたさを耳障りのよい中毒性へと昇華させる、
ANATAKIKOUという名のポップス変換装置、
ここにあり!
―井口啓子(ライター)

◎リリース情報 『3.2.1.〇』
2017/01/21 RELEASE
HIKE-0001 2,500円(tax out)

収録曲:
1.november stop
2.いちいちみてみて
3.いついつであう
4.恋はマゼンタ
5.うたになあれ(feat.YeYe)
6.今日も明日も(2016)
7.救世主とカンツォーネ
8.絵に描いたモチーフ
9.万年筆とガールフレンド
10.MY DEAR