映画『無限の住人』木村拓哉インタビューが公開 アクション満載のメイキング映像も
映画『無限の住人』木村拓哉インタビューが公開 アクション満載のメイキング映像も

 2017年4月29日に全国ロードショーとなる映画『無限の住人』。同作の2016年1月17日のクランクアップから1年を記念し、主演の木村拓哉のインタビューが映画オフィシャルサイトにて公開された。

 不死身の男・万次を演じる木村拓哉と、万次に用心棒を頼む少女・凜を演じる杉咲花。劇中でお互いになくてはならない存在となる2人は、クランクイン当日の撮影が終わった時、ごく自然にハイタッチをしたという。木村は「杉咲さん演じる町と凜は、きっとクランクアップまで万次の生きる意味になると自分は思っていました。クランクインしてみて、(お互い)言葉にしなくても、その空気感のベースは構築できたかなと思います」「自分と杉咲さんは、作品の中の万次と凜に近いと思います。万次を作り上げるというよりは、杉咲花ちゃんが演じてくれた町であったり、凜ちゃんだったりを感じて、自分の表現に変換させていただきました。彼女が苦しめば苦しむほど、万次としてはアクセルの回転数があがる。小柄な彼女ですけど、杉咲さんの存在は僕の中では、すごく大きな存在でした」と、役作りをする上で杉咲の存在が欠かせなかったことを告白している。

 また、今回の映画では三池崇史監督と木村拓哉の初タッグが実現。三池監督は、木村との顔合わせについて「非日常的な物語を作っている分だけ、リアルな木村拓哉という人物を逆に感じることができたと思います。自分のようなエンターテインメントを作っているような人間からしたら夢ですよね。母親もびっくりしていますからね。『木村拓哉? あんた、もうアガリじゃない』みたいな感じで(笑)。80いくつのおじいちゃん、おばあちゃんでもそう思うっていう。その人間と一緒にものを作っていけた。(映画が)ただごとで終わったら申し訳ないですよね」と木村との共作について振り返る。

 一方、木村は「三池組に参加させていただいてるという喜びが、痛さや寒さを二の次にさせてくれた」と、三池監督と作品を作り上げることの出来る喜びを打ち明け、「海外にいるような感覚を受けました。日本人の感覚の枠ではないというか。ちょっとはみ出しているところを随所に感じました」と、当時の現場を興奮した様子で語る。

 また、今回インタビューと同時に本作のメイキング映像も公開。アクション撮影について木村は「僕は殺陣とか立ち回りという言い回しがあまり好きではないんですが、たとえば、たくさんの人たちが殺められ絶命するシーンの撮影の前に監督はこんなふうに説明するんです。『みなさん、いまから撮るシーンはあくまでも殺し合いなので、くれぐれもそういう趣で本番を迎えてください』。このワードが出たときに、自分と同じ感覚の人がいてくれる、ワンシーン、ワンカットを見てくれている。それがわかって非常にドキドキしたし、嬉しかったですね」と語る。

 本作の木村拓哉インタビュー第二段は1月31日に公開予定。また、Twitterのハッシュタグ・キャンペーンの実施も決定。「#不死身の木村拓哉」で、応援メッセージを投稿した方の中から、2月15日開催の完成報告会見への観覧チケットが5組10名様にプレゼントされる。


◎映画『無限の住人』
2017年4月29日(土)全国ロードショー
主演:木村拓哉
出演:杉咲花 福士蒼汰 市原隼人 戸田恵梨香 北村一輝 栗山千明 満島真之介 金子賢 山本陽子 市川海老蔵 田中泯 / 山?努
原作:沙村広明『無限の住人』(講談社『アフタヌーン』所載)
監督:三池崇史
脚本:大石哲也
製作:映画「無限の住人」製作委員会
制作プロダクション:OLM
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会

オフィシャルサイトURL:http://mugen-movie.jp