BOYS AND MEN 初の武道館ライブも“ボイメンらしく” 刑事/坊主/忍者にと大暴れの3時間!
BOYS AND MEN 初の武道館ライブも“ボイメンらしく” 刑事/坊主/忍者にと大暴れの3時間!

 東海地方出身・在住のメンバーからなるエンターテイメント集団、BOYS AND MEN(通称、ボイメン)が、1月7日に日本武道館にて【BOYS AND MEN LIVE 2017 in 武道館 ~One For All, All For One~】を開催した。

 2016年に劇場公開した映画『BOYS AND MEN ~One For All, All For One~』。エンドロールにメンバーが向かった先、日本武道館のステージに遂にボイメンが姿を現した。「夢は諦めなければ必ず叶う」切にそう思える光景が広がったこの日、初の47都道府県ツアー開催も発表された。

 ライブ開演時間が近づいたところでBOYS AND MENのリーダー・水野勝による場内アナウンス。まもなくしてスクリーンにカウントダウンが表示され、そわそわし始める場内、そこで始まったのはコントだった。水野、辻本達規が刑事に扮し、突如姿を消した小林豊を探すという内容。そこでは、辻本が「おパンティー!」のコール&レスポンス、誠による集団芸、「豊の母です」と小林が女装して登場したりとしっちゃかめっちゃかな幕開けに。そしてボロボロの格好となった田村侑久の「彗星が降ってきて……」とあの話題の映画ネタでこのコントを締めくくった。

 開演から30分弱。あらたまってカウントダウンから、和傘で正体を覆ったメンバーが登場し、新アルバム『威風堂々~B.M.C.A.~』収録の「男は歌舞いて花となれ」でライブをスタートさせた。花道も設けられたこの日の武道館ステージを10人のメンバーは縦横無尽に駆け回り、次々とフォーメーションチェンジ。「まだまだ行くぜ武道館!!」これに呼応し、色とりどりのペンライトが揺れていた。自己紹介ソング「Fight&Fire」でそれぞれのメンバーは個性にあわせて見せ場をキメ、活動拠点である名古屋の名産をふんだんに盛り込んだ「なごやめしのうた」では愛嬌ある笑顔を届ける。そこにチアリーダーに扮したボイメンの弟分、BOYS AND MEN研究生も登場。華やかな演出により冒頭から場内も盛り上がりをみせていた。そして「まえのめりMinority」で激しいキレのある動きとキメの変顔で緩急あるパフォーマンスをみせたかと思えば、「チョコレートプリンス」で甘い香りを放つスウィートな表情で色気をみせる。彼らの多面性が現れた前半戦だった。

 続いてはゲームコーナーを実施。和尚さんとなった水野勝が進行し、残りのメンバーは小坊主役で修行するといった設定で、ボイメン小坊主たちは元気に登場し暴れ回る。修行の内容は「一休さんゲーム」。間違えたメンバーには研究生からハリセンを受けるという屈辱的な罰ゲームが用意されていた。一人の優勝者を決める勝ち残り戦では、このゲームコーナーを誰よりも楽しみにしていた辻元が初っ端アウト。その後も続き、田中俊介と小林豊を疑惑も残るなか負かし、勝ち残った田村。だが、本田剛文に破れ決着。見事勝利した本田が罰ゲーム受けるメンバーに水野を指名するなど、終始ドタバタ展開のコーナーは終了した。

 米宏、辻柳徹子がMCを務める『ボイメン・ベストテン』が日本武道館ライブ記念SPで送られる。誠の『Lovely Monster』をYanKee5が、逆にYanKee5の『バリバリヤンキーロード』を誠が誇張したものまねをいれつつパロディ披露していた。その後、カッコいい殺陣から「雫」「BOYMEN NINJA」をアクロバティックにパフォーマンス。この緩急の幅を存分に生かした構成に、思わずときめいてしまいそうになる。ライブ終盤、白の学ラン衣装となったボイメンが登場。「今日の武道館は、いつも応援してくれるみんなに連れてきてもらいました。今度は俺たちがみんなを連れてきたい」と、ファンやスタッフへの感謝と武道館ライブの喜びを語り、その想いを「One For All, All For One~夢は叶えるもの~」にのせて贈る。メンバーの瞳にも、その光景を見守り続けたファンの瞳にも輝くものがあった。そしてライブ本編は「YAMATO☆Dancing」で締めくくられた。この感動のラストでも、笑顔で変顔をきっちり決めるボイメンだった。

 アンコールは、メンバーが着替えをしている楽屋中継からスタート。氣志團提供の新アルバム・リード曲「GO!! 世侍塾 GO!!」、「ヤングマン~B.M.C.A.~」を会場の皆と楽しく踊る。そしてWアンコールにも登場したボイメン。田中が代表してグループがここまで来られたのは、ファンやスタッフ関係者の皆様と、リーダーである水野勝のおかげだと熱く伝え、水野も思わず男泣き。そして、次のステージとして47都道府県ツアー開催が発表された。

 「第58回レコード大賞 新人賞」これはまだスタートに過ぎないと語るように、この日も彼らは各々“らしさ”を出し切り、素直な表現で3時間強のエンターテイメントを創り上げた。ボイメンにとって場所や環境は関係ないかもしれない。しかし是非これからも東海地方から、全国どこからでも彼らの描くエンタメを発信して、より多くの笑顔を届けてほしい。そう思えたこの日の武道館ライブであった。


◎セットリスト
【BOYS AND MEN LIVE 2017 in 武道館 One for All, All for One】
1月7日(土)日本武道館
01.男は歌舞いて花となれ
02.グッジョブムチューマン
03.ヤンファイソーレ
04.Fight&Fire
05.なごやめしのうた
06.ARC of Smile!
07.まえのめりMinority
08.Wanna be!
09.チョコレートプリンス
10.Lovely Monster
11.バリバリヤンキーロード
12.零
13.BOYMEN NINJA
14.One For All, All For One~夢は叶えるもの~
15.YAMATO☆Dancing
16.GO!! 世侍塾 GO!!
17.ヤングマン~B.M.C.A.~
18.POWER OF DREAM
19.We never give up
20.Chance for Change
※BOYS AND MENのみ

◎ライブ情報
【社長がラジオで言ったから有言実行!47都道府県ツアー】
2017年
2月18日(土)岐阜・CLUB ROOTS
2月24日(金)群馬・高崎club FLEEZ
2月25日(土)千葉・千葉LOOK
2月26日(日)神奈川・新横浜NEWSIDE BEACH!
2月27日(月)東京・新宿BLAZE
3月1日(水)石川・金沢AZ
3月2日(木)福井・福井CHOP
3月4日(土)北海道・札幌PANNY LANE 24
3月7日(火)静岡・清水SOUND SHOWER ark
3月8日(水)茨城・水戸LIGHT HOUSE
3月9日(木)栃木・HEAVENS ROCK Utsunomiya
3月10日(金)埼玉・HEAVENS ROCK さいたま新都心
3月14日(火)奈良・奈良NEVER LAND
3月15日(水)和歌山・和歌山 CLUB GATE
3月16日(木)兵庫・神戸VARIT
3月19日(日)京都・京都KYOTO MUSE
3月20日(月)岡山・岡山CRAZYMAMA KINGDON
3月22日(水)香川・高松MONSTER
3月24日(金)愛媛・松山SALONKITTY
3月25日(土)徳島・徳島club GRINDHOUSE
3月26日(日)高知・高知X-pt.
3月29日(水)滋賀・滋賀U☆STONE
3月30日(木)新潟・新潟Live Hall GOLDEN
3月31日(金)山形・山形ミュージック昭和 Session
4月1日(土)秋田・秋田Club SWINDLE
4月2日(日)岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVE
4月3日(月)青森・青森QUARTER
4月5日(水)宮城・仙台darwun
4月6日(木)福島・郡山CLUB♯9
4月7日(金)山梨・山梨CONVICTION
4月8日(土)長野・長野CLUB JUNK BOX
4月11日(火)鳥取・米子AZTiC laughs
4月12日(水)島根・松江AZTiC canova
4月13日(木)広島・広島cave-Be
4月15日(土)山口・周南RISING HALL
4月16日(日)大分・大分DRUM Be-0
4月18日(火)長崎・長崎DRUM Be-7
4月19日(水)福岡・福岡DRUM Be-1
4月20日(木)佐賀・佐賀GEILS
4月21日(金)本・熊本B.9 V2
4月22日(土)鹿児島・鹿児島CAPRVO HALL
4月23日(日)宮崎・WEATHER KING
4月29日(土・祝)沖縄・桜坂セントラル
5月4日(木)三重・松坂MAX’A
※愛知・大阪会場は後日発表。