T.I.のNY公演発砲事件で逮捕のお騒がせラッパー、クリスマスに撃たれる
T.I.のNY公演発砲事件で逮捕のお騒がせラッパー、クリスマスに撃たれる

 ブルックリン出身のラッパー、トロイ・アーヴ(Troy Ave)が現地時間2016年12月25日のクリスマスの夜に撃たれたとニューヨーク市警察とトロイの弁護士が発表した。ブルックリンを運転中に銃撃されたとの報道もある。トロイは腕に一発銃弾を受け、弾が頭もかすめたが容体は安定しており、弁護士によると命に別状はないそうだ。

 トロイ・アーヴ、本名ローランド・コリンズは今年の5月にも銃撃事件でマスコミを賑わせた。2016年5月25日にラッパーT.I.のコンサートが行われていたマンハッタンのアーヴィング・プラザの楽屋で発砲事件が勃発し、トロイを含む3名が負傷、トロイのボディガードが死亡した。トロイは殺人未遂の罪に問われ、6週間拘留された後保釈金500,000ドルを払って解放された。この件に関して彼は、公式にも弁護士を通じても繰り返し正当防衛を主張している。

 「今晩、トロイ・アーヴはまた標的にされました。クリスマスに、です。休暇中に家族に会いに向かっていたところ、ブルックリンで2度撃たれました。彼が命を狙われたのは2回目ですが、幸いにも命に別条はありません。最初から主張していることですが、彼は被害者です。彼の早期の回復を祈ります」と彼の弁護士のスコット・リーモンが声明で発表した。

 リーモンは5月のアーヴィング・プラザの事件に関して行われた最初の審問後、「法廷でも述べましたが、一番の被害者は彼です。長年の友人でもあったボディガードが彼を庇って亡くなっているんです。トロイに犯罪歴はなく、彼はギャングスタ・ラッパーではありません」とトロイが事件の加害者であるという告発に異議を唱えた。