ジェイムス・テイラー、フィリピン政府の麻薬撲滅政策に反対しマニラ公演を中止 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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ジェイムス・テイラー、フィリピン政府の麻薬撲滅政策に反対しマニラ公演を中止

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ジェイムス・テイラー、フィリピン政府の麻薬撲滅政策に反対しマニラ公演を中止

ジェイムス・テイラー、フィリピン政府の麻薬撲滅政策に反対しマニラ公演を中止

 米シンガー・ソングライターのジェイムス・テイラーが、現地時間2016年12月21日に自身の公式Twitterで声明を発表し、フィリピン政府が麻薬犯罪の疑いがある者を司法手続きなしに即決で処刑しているとの報告に“強い懸念を感じ、受け入れられない”として、マニラで2017年2月25日に予定されていたコンサートの中止を表明した。


 テイラーは、マニラでパフォーマンスすることを楽しみにしていたのでコンサートを中止するのは悲しいと綴り、フィリピンのファンに謝罪しチケット代は全て返金すると発表。香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドで予定されているコンサートの予定に変更はないとしている。


 フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が6月に就任してから違法薬物の取り締まりが強化され、これまでに6,000人以上が殺害されており、西側の政府や人権監視団体などが警戒感を強めている。フィリピン政府は麻薬取り締まりに関連した警察の行為を擁護している。


 テイラーは声明で、麻薬中毒は社会に損害を与える世界的な問題であるとしつつも、フィリピンの麻薬撲滅運動を批判した。「麻薬の不法取引に携わる者を、主権国家が法律に基づき起訴し罰することは勿論理解できますし、称賛すべきとも言えるでしょう。しかしフィリピンで最近報告されているような、容疑者への司法手続きなしの即決の処刑などは法の支配を愛する者なら誰でも強い懸念を感じますし、受け入れることなどできません」と彼は批判した。


 テイラーのメッセージを受け、彼の立場に賛同し敬意を表するツイートが多数投稿され、中には他のアーティストも彼の後に続くべきとの意見も見られた。一方、テイラーは報道だけに基づいて判断するのではなく、現状を実際に自分の目で確かめるべきと主張する少数のドゥテルテ支持者もいた。



◎ジェイムス・テイラーによる投稿
https://twitter.com/JamesTaylor_com/status/811391582247223296


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