トール・シップスが約5年ぶりとなる新作を発表、ティアーズ・フォー・フィアーズのカヴァーを公開
トール・シップスが約5年ぶりとなる新作を発表、ティアーズ・フォー・フィアーズのカヴァーを公開

 トール・シップスの約5年ぶりとなる新作『インプレッションズ』が、<FatCat Records>より2017年2月にリリースされる。

 英ブライトンを拠点に活動するインディー・ロック・バンド、トール・シップス。2009年、バンドはファルマスの大学に通っていたリック(Vo, G)、マット(B)、ジェイミー(Dr)の3人によって結成され、その後、ジェイミー・フィールド(Key)が加入し、現在の編成となった。2010年、バンドはデビューEP『Tall Ships』を<Big Scary Monsters>よりリリース。BBCのゼイン・ロウといったDJ達の耳にとまり、2012年の【レディング/リーズ・フェスティヴァル】の<BBC Introducing Stage>に出演。同年10月にはデビュー・アルバム『Everything Touching』をリリース。BBCやNMEといったメディアから称賛され、イギリスでのショーは軒並みソールド・アウトを記録。イギリスのロック・シーン期待の新人として注目を浴びるようになった。

 約5年ぶりとなる新作『インプレッションズ』は、自身2枚目のアルバム。この作品が完成するまでには、様々な困難があった。1stアルバムのリリース後、音楽業界でのバンドに対しての評価は高まり、ファンも日々増えていったが、不運にも、バンドはレーベルもマネージメントもなくなる状況に陥ってしまった。そうした状況下、バンドはレコーディングを含めた一切を自分たちで行うことに決定。ジェイミー・フィールドのデヴォンの家に行き、DIYのスタイルでレコーディングをおこなった。「DIYは美的なものではなく、必要に駆られてのものだね」とジェイミー・フィールドは語っている。

 こうして完成した『インプレッションズ』は、新鮮な強さを持った作品となった。アルバムのセットリストはナイフのエッジのような鋭さを常に感じさせるが、一方で、「Petrichor」、「Meditations On Loss」、「Will to Life」といった、バンド史上でも最もアンセミックな曲も収録されることとなった。

 なお、バンドは難民支援を行う団体Refugee Actionのために、ティアーズ・フォー・フィアーズの「Everybody Wants to Rule the World」をカヴァー、収益は寄付される。


◎「Meditations On Loss」MV
https://youtu.be/VugOt-JlhZI

◎「Day by Day」音源
https://youtu.be/2jF4D4DuPPY

◎「Everybody Wants to Rule the World」映像
https://youtu.be/SXTRq5R7VQc

◎リリース情報
『インプレッションズ』
トール・シップス
2017/2/22 RELEASE
2,100円(plus tax)