【ビルボード】新垣隆の新作交響曲『連祷 -Litany-』、ニューリリースで第1位
【ビルボード】新垣隆の新作交響曲『連祷 -Litany-』、ニューリリースで第1位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは『新垣隆:交響曲≪連祷≫ -Litany- ピアノ協奏曲≪新生≫/流るる翠碧』が第1位。演奏は東京室内管弦楽団。話題となった交響曲第1番「HIROSHIMA」以来、13年振りの交響曲作品で、Deccaからの世界配信が注目されている。札幌での「新垣隆展」をはじめ、収録曲を含んだ演奏会やリリース記念イベントが予定されており、今後もチャートインが期待できそうだ。

 第2位には村治佳織の5年ぶりの新録音『ラプソディー・ジャパン』がチャートイン。4週連続での1位はならずだが、今週も3位以下を大きく引き離しての2位となり、好評ぶりがうかがえる。10月末以降ラジオ・テレビへの出演が連続しており、今後もメディア出演やステージ出演を控え、上位チャートインの記録更新が期待される。

 第4位には来日ツアー中のファジル・サイ、2年振りの新録音『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集』がチャートイン。11月17日はアルバム同様オール・モーツァルト・プログラムでのソロコンサートを行っており、「トルコ行進曲」などのクラシックを題材にしたオリジナル・ジャズ作品での鬼才ぶりも健在だ。コンサートの好評ぶりが伝わるチャートインとなった。text:yokano

◎【Top Classical Albums Sales】トップ10
1位『新垣隆:交響曲《連祷》-Litany-』新垣隆
2位『ラプソディー・ジャパン』村治佳織
3位『0歳からの育脳クラシック』
4位『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集』ファジル・サイ
5位『モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番、ピアノ協奏曲第23番』田部京子
6位『リスト』反田恭平
7位『ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」』ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
8位『THE BEST』辻井伸行
9位『100曲クラシックベストが10枚3000円』
10位『MESSAGE』藤澤ノリマサ