あの不倫ドラマ『昼顔』が映画で帰ってくる! 上戸彩「どのシーンでも泣きそう」
あの不倫ドラマ『昼顔』が映画で帰ってくる! 上戸彩「どのシーンでも泣きそう」

 2014年7月期に放送され、平均視聴率13.9%、最高視聴率16.7%を記録した連続ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』が、その後を描いた映画『昼顔』で戻ってくる。

『昼顔』 その他画像

 主役の紗和を演じるのはもちろん、ドラマ版から引き続き上戸彩。出産後、本作が本格的な女優復帰作となり、並々ならぬ意気込みで日本中の女性がうっとりするほど美しく、濃密なラブシーンにも臨む。相手役である北野を演じるのは、斎藤工。『昼顔』での演技が話題となり、その後も数々の作品に出演し、いまやテレビドラマ、映画界にとって不可欠な存在となった。そして今、再び『昼顔』でどのような演技を見せるのか、期待は高まるばかりだ。

 ドラマ版のクライマックスでは紗和、北野それぞれに夫、妻がいるにも関わらず、不倫関係に陥り、またそれをこえて本気の恋愛に発展していった。いつしかそれは明るみに出てしまい、弁護士も交えた示談の上、別れざるを得なくなる。紗和は結局夫と離婚し、一人に。そして北野は離婚しない意志を持つ妻とともに遠く離れた場所に引っ越したのであった。

 映画版ではそんな二人が数奇な運命の下、遠く離れた海辺の町で出会ってしまうところから始まる。再び「恋」の炎が燃え上がり、禁忌を犯してしまうのか……。出逢ってはいけない二人に、どのような運命が待っているのか……。キャストも台本を読んで驚きを隠せなかった衝撃の結末は見逃せない。

 メガホンをとるのは、ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の演出から続投する西谷弘監督。ドラマだけでなく『任侠ヘルパー』『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』など数々の映画を手掛けており、映画監督としても高い評価を得ている。また脚本を手掛けるのもドラマと同じ、数々のヒット作、話題作を手掛けている井上由美子だ。問題作となり、社会現象となった『昼顔』。平日午後3時の恋人たちがスクリーンでめくるめく“純愛”を繰り広げる。出逢ってはいけない二人が迎える衝撃の結末とは…、期待して待とう。


◎映画『昼顔』
キャスト:上戸彩、斎藤工、伊藤歩、平山浩行 他
監督:西谷弘(映画『真夏の方程式』『任侠ヘルパー』『容疑者Xの献身』他)
脚本:井上由美子
音楽:菅野祐悟
撮影期間:2016年9月24日~11月上旬予定
公開:2017年初夏
企画・製作:フジテレビジョン
制作プロダクション:角川大映スタジオ
配給:東宝
(c)2017 フジテレビジョン 東宝

◎出演者コメント
・上戸彩(主演)
「ドラマで最後に工くん演じる北野先生を感じたのは、校内放送での北野先生の告白を学校の外で聞いて泣いているという、結構衝撃的なお別れのシーンだったのですが、クランクインが、ある場所の扉を開けて入ろうとしたときに北野先生の声だけが聞こえるというシーンで。もうそれだけでドラマとリンクして泣きそうになってしまいました。その後はもうスイッチが入ってしまって、終始泣くのを我慢していました。
ドラマの頃は多くの方々が観てくださって反響が大きくて、それとともにとてもやりがいを感じていました。こうして二年経って、改めて映画化することが本当にありがたいと思っています。
台本が上がってきたときは、一視聴者として、さらに紗和の気持ちでも読んだのですが、読み終わって台本を閉じたあとにすごく胸が苦しくなって、涙が出てきちゃいました。今は感情移入しながら台詞を覚えていますが、どのシーンでも泣きそうになっています。
この『昼顔』は私の中でも新境地を開けた作品だと思いますし、映画『昼顔』ではもうひと踏ん張りして、皆さんにもう一歩新しい“上戸彩”を見ていただけるように、そしてまわりの方々に代表作として認めていただけるように頑張っていきたいなと思います。」

・斎藤工
「私はこの『昼顔』という作品に出会ったことで色んな変化がありました。それぐらい、私にとってはターニングポイントになった大事な作品ですし、『昼顔』で北野先生という一つのカラーをいただき、気付くと自分の中で基準の一つになっていて、そこから他の表現を模索していることがあります。
ドラマの方は色々なとらえ方ができる終わり方だったのですが、映画の台本を読んで、ラストについてはその衝撃をいまだに受け止めきれずにいます。2年前のドラマからこの期間を空けるという意味が、きちんと台本に落とし込まれていたのが素晴らしいと思いました。
ドラマを観ていない方でも楽しめる内容になっているというのがこの映画の強さでもあると思います。映画祭などで出会った海外の方からも、いまだに『昼顔』のことを言われたりするんです。なのでこの『昼顔』が映画としてまた海を渡ってほしいと思います。体の芯に響くような作品なので、これを是非劇場で受け止めていただきたいなと。まだ公開は先ですが、我々日々魂を込めますので、映画『昼顔』よろしくお願いいたします。」