女性ファンも注目、“完全なるアイドル” わーすたが魅せた超満員のO-EAST定期ライブ
女性ファンも注目、“完全なるアイドル” わーすたが魅せた超満員のO-EAST定期ライブ

 avex初のアイドル専門レーベル iDOL Streetの第4弾グループとして、今年5月にフルアルバムで全世界110か国デビューという華々しい船出を迎えた5人組アイドル わーすた(ざ・わーるど・すたんだーど)が、9月3日に東京 TSUTAYA O-EASTにて定期ライブ 【わーすたランド わ-3】を開催した。

各メンバーのソロカットなど計33枚


 すでにその人気は近年の新星アイドルの中でもズバ抜けており、この日も1000人規模の会場ながら客席は瞬く間に埋まった。中でも女性客が目立ち関係者席も超満員と、結成から1年半、メジャーデビューから半年足らずのアイドルグループとは思えないほどの注目度だ。

 ステージは序盤、HKT48やNMB48の楽曲も手掛け、わーすたのサウンドプロデュースを担当する23歳の気鋭クリエイター 鈴木まなかがDJとして参加。意味深なタイトルをはじめハチャメチャな世界観が爆発する「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」から、パワーパフ ガールズ公式ダンスミュージックに起用された「ぱわわわわん!!! パワーパフ ガールズ」と、キャラクター性の強い楽曲を畳みかけていく。


 また、彼女たちは“世界に照準を合わせ活動するデジタルネイティブ世代アイドル”を自称しており、メンバーはそれぞれに習っているという韓国語(三品瑠香)、英語(廣川奈々聖、小玉梨々華)、中国語(松田美里)、フランス語(坂元葉月)を織り交ぜながら自己紹介。わーすたのステージはスマホでの写真や動画撮影を許可しているのだが、制服をベースにデザインされた新衣装だったこともあり、客席からは無数のスマホが掲げられていたのも印象的だ。

 さらに結成時からの特徴のひとつである“耳”にメンバー自身が不満を並べる楽屋映像や、“アイドル多すぎ” “猫耳しんどい”とぶっちゃける新作など自虐的な笑いを誘うアプローチがあれば、アンコールで披露したその鳴き声をキュートに歌う歌詞を会場が一体となってコールする「いぬねこ。青春真っ盛り」まで。まさに全方位にアプローチするそのポテンシャルは、9月28日にリリースする1stシングル『完全なるアイドル』のタイトルが大袈裟ではないと思わせるだけ秘めているのだ。


 当ライブの最後には新たな発表として、広島、福岡、北海道、愛知、兵庫で開催するツアー【完全なるライブハウスツアー2016 ~猫耳捨てて走り出すに゛ゃー】のツアーファイナルとして、東京 TSUTAYA O-WEST公演を12月11日に開催することも決定した。iDOL Streetが誇るルックスとパフォーマンス力を持ち、SNS時代を活用した活動で日々存在感を高めているわーすたが今後、どのような展開を見せてくれるのか、期待できそうだ。


撮影:杉岡祐樹

◎シングル『完全なるアイドル』
2016/09/28 RELEASE
【CD+Blu-ray+スマプラ・ミュージック&ムービー】
AVCD-39301/B 2160円(税込)
【ミュージックカード(イベント会場、mu-moショップ限定商品)】
AVZ1-39302~AVZ1-39308 1000円(税込、全7種類)

◎ツアー【完全なるライブハウスツアー2016 ~猫耳捨てて走り出すに゛ゃー】
10月22日(土) 広島 SECOND CRUTCH
10月23日(日) 福岡 INSA
10月29日(土) 北海道 札幌DUCE
11月6日(日) 愛知 名古屋RAD HALL
11月12日(土) 兵庫 神戸Kobe SLOPE
12月11日(日) 東京 TSUTAYA O-WEST