『スーサイド・スクワッド』ハーレイ役マーゴット・ロビーにインタビュー 「彼女には良心があるわ」
『スーサイド・スクワッド』ハーレイ役マーゴット・ロビーにインタビュー 「彼女には良心があるわ」

 政府からの要請で強制的に世界を救うはめになった悪党たち“スーサイド・スクワッド”の活躍を描き、全米興収3週連続No.1を記録した『スーサイド・スクワッド』が、ついに9月10日より日本で公開される。8月下旬、本作プロモーションが最後となった日本にウィル・スミスや福原かれんらと共に来日したマーゴット・ロビーにインタビューを行い、本作について話を聞いた。

 「コンニチハ。ハジメマシテ」と流暢な日本語で挨拶する彼女は、本作で高い人気を博すハーレイ・クインを演じている。初めて演じた悪役について訊いてみると「クレイジーな人は自分がクレイジーなことをしているという自覚がないの。悪党たちも同じなのよね。彼らはただ、その時々の状況にベストな反応をしているだけ。だから私も悪役を演じる上で、彼らが決して悪いことをしていると思わないように心がけたわ」と答えた。

 マーゴット演じるハーレイ・クインは、『バットマン』シリーズに出てくるジョーカーの恋人で、バットマンの相棒ロビンを殺害した張本人だ。そんな彼女が世界崩壊を阻止するメンバーとして活躍するのだが、ハーレイは悪党なのか、それともヒーローなのかマーゴットに尋ねてみると、「彼女には良心があるわ。その良心を無視して攻撃的な行為を取ってしまうのは、彼女が心の内側に持つ深い痛みの裏返しなんだと思う」と分析。「エル・ディアブロ(スクワッドの一員で炎の使い手)を非難するシーンにそれが出ているわ。ノーマルな生活を望んでいるけれど、そんなことは不可能だと分かっているから、他の人も自分と同じく醜くいてほしいという気持ちが出ている」と語ってくれた。

 続編やスピンオフの噂も出ているが、長く続いた『スーサイド・スクワッド』ジャーニーもこれで終了となり、少し寂しいと話すマーゴット。しかし、「キャスト同士が固い友情で結ばれていて、全員が続編を望んでいるわ。またみんなで暴れられるからね」と、本人も続編に乗り気のようだ。全世界を熱狂の渦に巻き込んだ『スーサイド・スクワッド』は9月10日より公開スタート。ヒールのままワイヤーなしで挑戦したマーゴットお気に入りのエレベーターシーンもぜひ、チェックしてほしい。

◎『スーサイド・スクワッド』ハーレイ特別映像
https://youtu.be/QpXruZBdPXc

◎作品情報
『スーサイド・スクワッド』
2016年9月10日(土) 全国ロードショー
監督・脚本:デヴィッド・エアー
出演:ウィル・スミス、ジョエル・キナマン、マーゴット・ロビー、ジャレッド・レト、ジェイ・コートニー、カーラ・デルヴィーニュ、福原かれん
(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC