藤澤ノリマサ『MESSAGE』リリース初登場で第1位、2016年新録の『ゴジラ』全曲が第2位
藤澤ノリマサ『MESSAGE』リリース初登場で第1位、2016年新録の『ゴジラ』全曲が第2位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsの第1位は、ポップスとオペラの歌唱を融合させた「ポップオペラ」スタイルで活動する藤澤ノリマサのワーナーミュージック移籍第一弾アルバムがリリース直後初登場チャートイン。シングル「愛の挨拶~夜空に星を散りばめて~」「Brand New Day」を収録している。ラジオ出演の露出増加の影響がみられ、9月2日を皮切りに開始される全国ツアーなどから、今後のチャートインも期待出来そうだ。

 また第2位は『映画ゴジラ(1954)ライヴ・シネマ形式全曲集』。伊福部昭の愛弟子・和田薫指揮、日本センチュリー交響楽団による録音だ。1954年公開の『ゴジラ』に使用された全楽曲。また映画では一部カットされた貴重な音源も収録された、2016年の完全新録「ゴジラ」だ。映画『シン・ゴジラ』の好評を受けたチャートインと言えるだろう。

 また7月26日に訃報が報じられたピアニスト、中村紘子のショパンが、先週に引き続き2枚同時にチャートインした。15位に「ショパン:名演集」、19位に「ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番」と同じ盤2枚のチャートインとなった。8月は追悼番組がテレビで多く放送され、他ラジオでも追悼番組が放送された影響がみられる。text:yokano

◎【Top Classical Albums Sales】トップ10
1位『MESSAGE』藤澤ノリマサ
2位『映画「ゴジラ」(1954)ライヴ・シネマ形式全曲集』和田薫,日本センチュリー交響楽団
3位『0歳からの育脳クラシック』
4位『ジネット・ヌブー・コレクション~1938-1949 Recordings』ジネット・ヌヴー
5位『Listen to…』上野耕平
6位『シューベルト:交響曲第8番「未完成」第9番「ザ・グレイト」』オットー・クレンペラーフィルハーモニア管弦楽団
7位『ベルリオーズ:幻想交響曲リハーサル付き』シャルル・ミュンシュ,日本フィルハーモニー交響楽団
8位『ピアノ愛奏曲集』中村芙悠子
9位『マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」』カルロ・マリア・ジュリー
10位『ラプソディ』マリス・ヤンソンス,放送交響楽団,デニス・マツーエフ