レディー・ガガ、警官による黒人少年射殺事件に抗議ツイート
レディー・ガガ、警官による黒人少年射殺事件に抗議ツイート

 シカゴで警官が丸腰の黒人少年、ポール・オニールを射殺するといった事件を受け、これに抗議する行進が行われた8月7日、レディー・ガガがBlack Lives Matter(黒人の命だって大切)運動を支持するツイートを行った。

 ガガは「ポール・オニール。#BlackLivesMatter 何人の子供たちを亡くしたら、この国の司法制度は何かしてくれるの?」とのメッセージを綴り、オニールをしのぶ行進の写真を添えている。

 7月28日、盗難車のジャガーに乗っていた18歳のオニールは、パトカーに衝突。その場から逃走したため、シカゴ警察の警官に撃たれて死亡した。同事件のビデオが8月5日にようやく公開され、警官が車に向けて十数発発砲した後、さらにオニールを追いかけながら発砲しているのが確認できる。CNNの報道によると、ある警官がオニールに対し「我々に向けて撃ったな、チクショー!」と叫ぶのが聞こえるものの、のちに警察は少年が武装していなかったと発表したという。

 手錠をかけられたオニールは警官に頭を押さえつけられ地面に顔をうずめており、力の抜けた腕は背後に回され、シャツは血まみれになっている。撃たれたときの映像がないのは、撃った警官のボディカメラがその瞬間を捉えていなかったからだと警察は主張している。オニールの家族は“法的な正当性もしくは理由”なしにオニールを撃ったとし、3人の警官を相手に連邦公民権訴訟を起こした。3人の警官は職を解かれている。