甲斐バンド、1983年の伝説のライブを日比谷野大で再現 3,000人が熱狂
甲斐バンド、1983年の伝説のライブを日比谷野大で再現 3,000人が熱狂

 1970年代半ば、骨太な『男のロック』を携えセンセーションを巻き起こした甲斐バンド。「HERO(ヒーローになる時、それは今)」「安奈」などのヒット曲を持つ、J-ROCKの礎を築いた彼らは、デビュー40周年の2014年に大規模な全国ツアーを敢行。そのグランドフィナーレはオーケストラとの融合を追求したステージで、進化し続けるサウンドを見せつけた。

 そんなアグレッシブな活動を続ける甲斐バンドが、8月7日、東京・日比谷野外大音楽堂で一夜限りのスペシャルライブを開催した。タイトルの【THE BIG GIG】は、1983年の同日、現在、東京都庁がそびえ立つ空き地(当時の名称は都有5号地)で、新宿副都心の高層ビル群をバックに3万人を動員した伝説のライブと同じタイトル。そしてアンコールまで含めて全く同じ演奏曲目を披露した。

 17時半、立ち見を含めて満員の3,000名を越える熱狂的な甲斐バンドのファンは、田中一郎が奏でる「ブライトン・ロック」のイントロで一気に33年前にタイム・スリップ。その後、バンドは「テレフォン・ノイローゼ」「安奈」「ポップコーンをほおばって」「破れたハートを売り物に」など23曲、約2時間、当時とまったく同じ曲順で演奏した。

 ボーカルの甲斐よしひろは「セミも喜んでいるけど、なんでこんないい天気なの」とご機嫌。「オリンピックも、甲子園も始まりました。水泳はすかさず金。僕は女子ウエートリフティングが大好き。三宅(宏実)が好きです」と銅メダル獲得を喜ぶMCも飛び出した。

◎公演情報
【THE BIG GIG AGAIN 2016】 ※終了
2016年8月7日(日)東京・日比谷野外大音楽堂
開演 17:30

<演奏曲目>
※1983年8月7日「THE BIG GIG」の演奏曲目と全曲同一

M-1 ブライトン・ロック
M-2 ダイナマイトが150屯
(MC)
M-3 危険な道連れ
M-4 テレフォン・ノイローゼ
M-5 ムーンライト・プリズナー
(MC)
M-6 シーズン
M-7 GOLD
M-8 ボーイッシュ・ガール
M-9 荒野をくだって
M-10 MIDNIGHT
(MC)
M-11 安奈
M-12 ナイト・ウェイブ
M-13 東京の一夜
M-14 SLEEPY CITY Guest Guitar:土屋公平
M-15 胸いっぱいの愛 Guest Guitar:土屋公平
M-16 氷のくちびる
M-17 ポップコーンをほおばって
M-18 翼あるもの
M-19 漂泊者(アウトロー)

En-1 きんぽうげ(Guest Guitar:土屋公平)
(メンバー紹介)
En-2 観覧車'82
En-3 100万$ナイト
En-4 破れたハートを売り物に

◎リリース情報
『THE NEW YORK BOX』(CD+DVD/8枚組)
発売中
UPCY-9489 21,384円(tax in.)