THE ALFEE 42年目の夏! 歩みを止めない3人の真髄「素晴らしいこの瞬間の為に、一緒に生きていこうな」 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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THE ALFEE 42年目の夏! 歩みを止めない3人の真髄「素晴らしいこの瞬間の為に、一緒に生きていこうな」

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THE ALFEE 42年目の夏! 歩みを止めない3人の真髄「素晴らしいこの瞬間の為に、一緒に生きていこうな」

THE ALFEE 42年目の夏! 歩みを止めない3人の真髄「素晴らしいこの瞬間の為に、一緒に生きていこうな」

 デビューから42年を迎えた今も音楽シーンの最前線で活躍するTHE ALFEE。7月30日と31日 横浜アリーナにて、30回目となる夏のイベント【30th Summer! Best Hit Alfee 2016 夏フェス!】を開催した。

THE ALFEE 42年目の夏フェス写真一覧


<THE ALFEEのスピリッツというのは、ひとつの塊としてのスピリッツ>


 このイベント前に行ったインタビュー(http://bit.ly/2atIp1Y)で高見沢俊彦は、「バンドって「継続させるのが難しい」って言われるよね? ただ、THE ALFEEに限って言うと難しくないんだよね。みんなコーラスが好きでしょ? それで三声のコーラスをやってる。3人がそれぞれリードボーカルも取れる。だからひとりだけの喉を酷使しないで済む。で、やっぱり3人ともライブが好きなんだよね。3人でやるパフォーマンスが好き」「お互いをリスペクトする部分ももちろんありますからね。今でも「俺には出来ないな」って思う部分をお互いに感じ合えてるからバンドって出来るんじゃないかな。全部「俺だ!」ってなったら、やっぱりそれはブレイクするしかないじゃないですか。なので、THE ALFEEのスピリッツというのは、ひとつの塊としてのスピリッツ。だから継続してこれたのかなって思います」とTHE ALFEEについてコメント。


 かつてGAROの前座を務めていたフォークグループが、気付けばメタルやプログレの作品も発表し、ポップスシーンのど真ん中に君臨しながらクラシックコンサートでも演奏している。真似したくても真似しようのないストーリーを42年にもわたって歩んできたスリーピースバンドの凄み、そして面白さはお祭りモード全開の同イベントから顕著に感じ取ることができた。


<年齢を無視した三者三様の歌声 俄然ダントツのギターパフォーマンス>


 当編集部が取材した7月31日の公演(※写真は、7月30日の公演)。序盤からハードロック/ヘヴィメタル色の強いナンバーを畳み掛けていくのだが、42年目のバンドとは到底思えないハイトーンかつソウルフルな歌声を三者三様に響かせており、数々のヒット曲でメインボーカルを務めている桜井賢の凄さは言わずもがな、近年、若者にはももクロとフォークソングを歌っている優しいおじさまの印象もあるかと思われる坂崎幸之助も、まるでデヴィッド・カヴァーデール(ホワイトスネイク/ディープパープルの伝説的ボーカリスト)を彷彿させるメタルボーカルで熱唱、そして高見沢俊彦はマライア・キャリーも真っ青の(?)男性の声域としては考えられないオクターヴで、しかも終始声に疲労を感じさせることなく歌い続ける。


 また、ギタリストとしても、まるでゴールドセイント((C)黄金聖闘士)のような衣装やエンジェルギターなどのビジュアルに収まらず、だだっ広いステージを右へ左へ全力疾走しながら奏でたり、ランウェイでぐるぐるぐるぐる激しく回転しながら弾き倒したり、凄すぎて笑ってしまうぐらいド派手なパフォーマンスも展開。演奏やステージングが派手なギタリストはまた近年増えているものの、デビュー42年目の高見沢俊彦が俄然ダントツである事実に驚愕した。


<笑点然としたMC「座布団みたいな顔に敷布団二重にかけて一生黙らせて!」>


 客席中央のセンターステージに3人並んでのMCでは、坂崎が唐突に「夏と言えば、旅行でございます。桜井さん、どこか海外で行きたいところはありませんか?」と問いかけると、「スペイン」と返答。そして「なんで?」「別に」「何か理由があるわけでしょ?」「理由? 特になし。強いて言うなら、ここにそう言えって書いてあるから(笑)」「おい! まぁでもスペインに行ったら行ったで何かやりたいことあるでしょ?」「そうだねー、スペインに行ってもし引越ししたら、マドリーヌで間取り(マドリ)を考える。おあとがよろしいようで」「山田くん! この座布団みたいな顔に敷きぶとん二重にかけて一生黙らせて!」と笑点さながらのクロストークを展開。


 続いて「スペイン行ったことあるんでしょ?」と話を高見沢に振ると、「何度も行きましたよ」「さすが。間取りとは違うよ、間取りとは。(こっちは)闘牛だよ?」「自分の不注意で指を骨折したんですよ(笑)。坂崎! おまえはギタリストなんだから闘牛やっちゃダメだぞ!」「おまえに言われたくないだろう(笑)。あんたもギタリストなんだからダメだよ」と、こちらもどうしても漫談になってしまう。


 そんな中、高見沢が「THE ALFEEって夏にデビューしたのに、夏のイメージがなんでないわけ?」と言い出すと、「それはあなたが色が白いから」「関係ないだろ! じゃあ、俺が毎年夏にサーフィンやってさ、真っ黒に日焼けしたら夏のバンドになるわけ?」「いいね! なるでしょ? それは格好良いよ。(たかみーじゃなく)くろみーだよ、くろみー(笑)」「ならないな。やっぱり楽曲だよ、夏を連想させる曲が少なすぎる」ここですかさず桜井が「じゃあ、それはおまえのせいだろ」と冷静にツッコミ。そして「責任とって真っ黒に日焼けしてイメチェンしてもらおうかな」「じゃあ、桜井もさ! サングラス外してヒゲ剃れよ!」「じゃあ、坂崎もメガネ取って、ヅラ取って」「おい!」もはや漫談でもない、ただの子供のケンカ状態に。


 そんな42年経ってもなかよし3人組でお送りしているTHE ALFEE。前述の「スペイン」と「夏」いうキーワードから、貴重な夏の歌「白い夏バレンシア」をお届け。テクニカルなスパニッシュギターの音色と憂いを帯びた三声コーラスでもって、我々を夏のバレンシアへと誘っていった。……のだが、同曲を歌い終えた後、実は「白い夏バレンシア」のバレンシアは、高見沢いわく「テーブルの上にオレンジがあって、ラベルにバレンシアって書いてあった。それでこのタイトルになった気がするな」とのことで、その告白に会場の空気は再び笑点ムードへ。延々と笑いを誘い続けた。


<本編より情報量が多いアンコール GS然とした衣装で大フィーバー>


 この3人特有のノリはアンコールでさらにスパーク。THE ALFEEのライブと言えば、本編とアンコールのボリュームがそんなに変わらない、むしろ情報量で言えばアンコールのほうがボリューミーであることでも有名だが、この日は本当に凄まじかった。還暦を迎えたことで結成されたザ・カンレキーズとして、往年のGS(グループサウンズ)然とした衣装で登場したかと思えば、3人とも一切楽器を持たずに踊りながら歌い出す。しかしダンスに慣れていないのは明白で、昭和のアイドルっぽく振る舞うもその一挙手一投足に客席からは笑い声が飛び交う。他にも、お客さん全員とマラカスを持って歌い踊ったり、動きが止まった坂崎にゼンマイをくっつけて回し出したり、高見沢が謎に剣を持ってパフォーマンスするもすぐ投げ捨てたり、沢田研二「勝手にしやがれ」のソロパフォーマンスでは格好良く決めていた桜井がペンギン姿になったり、気付けばTHE ALFEEのコンサートは仮装大賞の様相を呈していた。


 そんな42年目の超大御所バンドとは思えない、お客さんを喜ばせる為なら何だってやってみせる爆笑エンターテインメントを繰り広げながらも、日本の音楽史を老若男女に追体験させる為の音楽がそこには溢れており、それを敷居を下げられるところまで下げて楽しく体感してもらうアプローチは、THE ALFEEだからこそ成せる業と言えた。


 「いろんなことをしてるんですけど、ミュージシャンとしてやってきたことに対して自信というか、「ミュージシャンである」という確固たるものはあります。だからいろんなことが出来る、どこに行ってもここに帰ってこれる。例えばバラエティ番組に出たとしてもね。42年かけてミュージシャンとして培っていたものがありますから」とはインタビュー時の高見沢の言葉だが、まさしくそれをTHE ALFEEが眼前で体現していた。


<日本の夏には、THE ALFEEの夏のイベントが一番似合うな!>


 満を持して「星空のディスタンス」や今年31回目の「SWEAT&TEARS」等の代表曲も飛び出し、その熱狂から覚めたくないオーディエンスは、すでに180分以上も大フィーバーし続けているにも関わらず「アンコール!」と叫ぶ声を止めない。そして今一度ステージに現れた3人。「人生というのは、ふとしたきっかけが一生を左右することがありますよね。まさに俺たちの出逢いもそうだった気がするな。それがきっかけでみんなともこうやって出逢うことが出来たわけだし、出逢って、30回も夏のイベントが出来るようになったのは、あの当時を考えるととても考えられないというか、夢のような感じがします。やはり日本の夏にはさ、THE ALFEEの夏のイベントが一番似合うな!」そう高見沢が語ると、会場中から大喝采が巻き起こる。「たった一度の人生ですけれども、素晴らしいこの瞬間の為に、一緒に生きていこうな」
 
 そして彼らが42年目のプライドを懸けて歌い出した曲は「Musician」、君のために 歌いつづけよう―――3人の生き様を歌に乗せて届けていき、最後は「この一瞬を全力で生きよう」と、「この素晴らしき愛のために」と、まだまだ未来へ向かって駆け抜けていく為の愛の歌をこの日最も美しい三声ハーモニーとエモーションで響かせ、歩みを止めない3人の真髄、THE ALFEEにしか体現できない夏フェスを締め括った。なお、THE ALFEEは年内に秋フェスと冬フェスも開催するので、ぜひ足を運んでみてほしい。


取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:hajime kamiiisaka


◎高見沢俊彦【真夏の夜の夢 : Takamiy 3Days】
08月17日(水)Night of Noir
[1st] OPEN 17:30 / START 18:30 [2nd] OPEN 20:15 / START 21:00
08月18日(木)Night of Rouge
[1st] OPEN 17:30 / START 18:30 [2nd] OPEN 20:15 / START 21:00
08月19日(金)Night of Blanche
[1st] OPEN 17:30 / START 18:30 [2nd] OPEN 20:15 / START 21:00
会場:ビルボードライブ東京(東京ミッドタウン)
参加アーティスト:
大桃俊樹 : E.Bass
ただすけ : Keyboards
宮永治郎 : E.Guitar
吉田太郎 : Drums


◎ツアー【THE ALFEE Best Hit Alfee 2016秋フェス】
10月06日(木)サンシティ越谷市民ホール
10月09日(日)桐生市市民文化会館シルクホール
10月12日(水)府中の森芸術劇場どりーむホール
10月15日(土)高周波文化ホール(新湊中央文化会館)
10月16日(日)上越文化会館
10月22日(土)広島上野学園ホール
10月23日(日)島根県芸術文化センター グラントワ
10月27日(木)相模女子大学グリーンホール
10月29日(土)東京国際フォーラム・ホールA
11月05日(土)びわ湖ホール
11月06日(日)神戸国際会館・こくさいホール
11月10日(木)市川市文化会館
11月13日(日)福井フェニックスプラザ
11月19日(土)福岡市民会館
11月20日(日)iichikoグランシアタ[大分]
11月24日(木)大宮ソニックシティ
11月27日(日)静岡市民文化会館
11月30日(水)神奈川県民ホール
12月04日(日)栃木県総合文化センター メインホール
12月10日(土)名古屋国際会議場センチュリーホール
12月11日(日)名古屋国際会議場センチュリーホール
12月17日(土)仙台サンプラザホール


◎ライブ【THE ALFEE Best Hit Alfee Final 2016冬フェス】
12月23日(金・祝)日本武道館
12月24日(土)日本武道館
12月29日(木)大阪城ホール


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