若手だけじゃない!懐かしのナンバー多数収録の『ゴーストバスターズ』サントラ(Album Review)
若手だけじゃない!懐かしのナンバー多数収録の『ゴーストバスターズ』サントラ(Album Review)

 1984年に公開され、大ヒットを記録した映画『ゴーストバスターズ』のメンバーが女性になった話題の新作が、2016年8月19日から全国公開される(先行公開は8月11日~14日 一部劇場除く)。

 吹き替え版の声優を務めた、お笑い芸人の友近、渡辺直美が、現地時間7月9日にLAで開催されたワールドプレミアに参加し、主題歌を歌うR&Bシンガー、レイ・パーカー・Jr.とセッションしたことが話題となったが、その「ゴーストバスターズ」のテーマソングを含む、最新作のサウンドトラック盤が、同日7月15日にリリースされ、8月6日付米アルバム・チャートで18位にデビューを果たした。

 本作には、昨2015年「シャット・アップ・アンド・ダンス」で大ブレイクを果たしたポップ・バンド、ウォーク・ザ・ムーンによる「ゴーストバスターズ」のカバーから始まり、「ミー・マイセルフ&アイ」がロングヒットを記録しているラッパー、G・イージーと、R&Bシンガーのジェレマイによるコラボソング「ソウ・イット・カミング」など、冒頭からスリリングなナンバーが続く。

 先行シングルとしてカットされた、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの最新シングル「ガールズ・トーク・ボーイズ」は、映画のシーンも一部起用された公式ビデオが公開され、チャートを上昇中。ワン・ダイレクションから初のソロ・デビューを果たした、ゼインの新曲「wHo(フー)」は、映画の挿入歌らしい、スタンダードなポップ・ソングに仕上がっている。

 本作には、偶然か?映画公開翌日の、8月20日、21日に開催される【SUMMER SONIC2016】に出演予定のアーティストが、3組も参加している。圧倒的歌唱力が絶賛されているエル・キング、2015年の年間チャートNo.1をマークした、「アップタウン・ファンク」の生みの親、マーク・ロンソン、そして日本のTV番組にも頻出し、そのハーモニーが話題をよんだアカペラ・コーラス・グループ、ペンタトニックスの新曲も、『ゴーストバスターズ』の最新サントラ盤で聴くことができる。

 また、若手だけでなく、90年代を代表するラッパー、DMXの大ヒット曲「パーティー・アップ」や、ディスコ世代には懐かしい、デバージの「リズム・オブ・ザ・ナイト」など、過去の名曲も起用されている。もちろん、レイ・パーカー・Jr.が歌うあのテーマソング「ゴーストバスターズ」も、ラストに収録されているのでご安心を。

 国内盤は8月17日発売予定。国内盤ボーナス・トラックには、ノー・スモール・チルドレンによる「ゴーストバスターズ」も収録される。

◎リリース情報
『ゴーストバスターズ』
OST
2016/8/17 RELEASE
2,376円