警官配置を断ったフロリダ・ジョージア・ラインが釈明“アンチ警察ではない”
警官配置を断ったフロリダ・ジョージア・ラインが釈明“アンチ警察ではない”

 米カントリー・デュオのフロリダ・ジョージア・ラインが、7月22日と23日に出演した音楽フェスで武装した警官をバックステージに入れないよう要求していたことが明らかになり、その後、警察への敬意を欠いているつもりはなかったと釈明するに至った。

 ウィスコンシン州ツイン・レイクスで行われた【カントリー・サンダー・ミュージック・フェスティバル(Country Thunder Music Festival)】の統括マネージャー、キム・ブレヴィンスいわく、バンドが22日に行った同ステージに武装警官を置かないよう求めたことについて、フェイスブックで苦情を述べる人が複数いたという。

 また、23日にパフォーマンスを行った【グレイト・ジョーンズ・カウンティ・フェア(Great Jones County Fair)】の開催地、アイオワ州ジョーンズ郡の保安官は、同デュオが同じような要求をしていたことをFOXニュースに明かしている。ルイジアナ州バトンルージュとダラスで警官が銃撃される事件が起きた後のことだ。

 フロリダ・ジョージア・ラインは26日にステートメントを発表。すでにセキュリティが配置されているのに地元当局を利用するのは“過剰”だったとしつつ、“ファンの安全以上に重要なものはない”と付け加えた。

 「僕たちほど警察を支持している人はいない。この週末の出来事は、全体や前後関係を無視して生まれた誤解だ……コンサートの度に、協力は必要かと地元当局から聞かれる。申し出を受けるアーティストもいるが、ほとんどは独自の警備があるから申し出を断るんだ……ファンの安全以上に重要なものはない。僕たちはすべての人を愛しているし、今必要な変革に加わりたいと思う。皆にもそうして欲しい。お互いに愛し合おう」などと綴っている。