【深ヨミ】西野カナ、セールスに独自の傾向あり!
【深ヨミ】西野カナ、セールスに独自の傾向あり!
 7月25日付Billboard JAPAN週間セールスアルバムチャート“Top Albums Sales”では、西野カナの6枚目のオリジナルアルバム『Just LOVE』が12.8万枚のセールスでチャートを制した。他にも、デジタルダウンロードでも1位、PCでのCD読み取り回数を示す“ルックアップ”でも1位となっており、ユーザーが様々な形で本作に接していることがわかる。

 『Just LOVE』は、2015年Billboard JAPAN Music Awardsで1位を獲得した「トリセツ」をはじめ、「あなたの好きなところ」「もしも運命の人がいるのなら」といったヒットシングル曲など全15曲を収録した作品で、今回の集計期間で唯一10万枚を超えるセールスを記録した。では、その好調なセールスを支えている地域はどこになるのか。SoundScan Japanのセールスデータから本作の店舗での初週売上げを地域順で見てみるとトップ5は下記のようになる。 1位:愛知
2位:東京
3位:埼玉
4位:大阪
5位:神奈川

 東京を抑えて愛知が1位に。1位が東京以外になることはめずらしいことだが、愛知は西野カナの出身地・三重に近く、人口を多く抱えることを考えればあまり違和感を感じない。また、埼玉が大阪や神奈川を抜いて3位に入っていることも特徴的だ。しかし、今回調べてわかったこの特徴的な傾向は、本作だけのものなのか。続いて、2014年11月にリリースされた5枚目のオリジナルアルバム『with LOVE』の店舗での初週売上げも調査してみると、上記順位と同様の結果となった。愛知・東京・埼玉・大阪・神奈川でセールスの基盤がしっかりとできていることが、西野カナ独自のセールス動向だと言えそうだ。