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世界のバレエ・カンパニーでトップ・スターとの名高いダンサーだけが集う豪華公演『オールスター・バレエ・ガラ』が、7月23日から2プログラム各2日間の日程で開催される。7月22日からは衣装を着けて本番さながらの最終リハーサルが行われた。
ボリショイ・バレエからは、息を呑む優美さで絶大な人気を誇るのザハーロワと鍛えられた肉体で真摯な踊りを披露するミハイル・ロブーヒン。今年アメリカン・バレエ・シアターの『海賊』で大評判となったジリアン・マーフィー、マチアス・エイマンのカップル。マシュー・ボーン『白鳥の湖』でザ・スワン/ザ・ストレンジャーを踊ったマルセロ・ゴメスなど、綺羅星のごとくの出演者だ。
そして早々に出演が決まっていたニーナ・アナニアシヴィリとアレッサンドラ・フェリ、そして今年ドキュメンタリー映画が公開され話題になったプリンシパル、ウリヤーナ・ロパートキナを楽しみにしているファンは多いだろう。
アナニアシヴィリは現役のダンサーを続けながらジョージア国立バレエの芸術監督を引き受けており、今回もBプログラムではジョージアの民族舞踊に基づいたソロ「レクリ」を披露してくれる。Aプログラム「瀕死の白鳥」では共演者にチェロの遠藤真理、ピアノ中野翔太を迎え、奇跡の瞬間を演じてくれる。
一方、一度は引退したフェリはなんと50歳にして復帰、Aプログラムでは誰もが待ち望んだ「ロミオとジュリエット」のパ・ド・ドゥ、Bプログラムではモーツァルトのピアノ・コンチェルトにのせて踊られるコンテンポラリー「ル・パルク」と、全く違ったタイプ、そして「今の」フェリの表現が堪能出来る。
他、全編が見所と言っても過言では無い舞台だが、各日フィナーレでは短い時間なれど全員のダンサーがまさに一堂に会して踊るという、まさに夢のような時間に立ち会える。フェリとアナニアシヴィリの共演など、どの全幕モノでも見ることが出来ない。まさに奇跡と言えるの瞬間に立ち会える4日間になるだろう。text: yokano / Photo:M.Terashi/TokyoMDE
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