「ことば」を唄わない湯川潮音の新名義“sione”world's end girlfriendプロデュースの新作EPリリース
「ことば」を唄わない湯川潮音の新名義“sione”world's end girlfriendプロデュースの新作EPリリース

 「ことば」を唄わない湯川潮音の新名義“sione”。前田勝彦によるソロユニット・world's end girlfriend(通称:WEG)プロデュースの新作EP『Golden Age』が、2016年7月22日に配信リリースされた。

「ことば」を.jpg

 sioneの楽曲は、声、唄を中心に制作されるが、すべての曲に歌詞はなく、唄は言葉の意味の世界から解放され、喜びも悲しみも軽やかに奥底まで届けられる。静謐、恐ろしさ、美しさを併せ持ち、新たな唄の世界と可能性を感じさせるような作品に仕上がった。

 なお、年内にはフルアルバムもリリース予定。


◎EP『Golden Age』
2016/07/22 DIGITAL DISTRIBUITON
価格:500円
<トラックリスト>
01. Golden Age
02. ivy
03. I saw you one time

◎湯川潮音-コメント
world's end girlfriendと新しいプロジェクトを始めました
今、拠点を日本とニューヨーク 二カ所に構え
生活する中で
より「ことば」というものについて考える時間が増え
それと同時に「ことば」がなくても
伝わるものについても体感する機会が増えたように思います

私の原点は小学校時代に出会った合唱隊にあります
歌うのは、宗教音楽や現代音楽ばかりで
その意味やことばを深く理解していたわけではなかったかも知れないけれど
複雑に入り組んだ、構築された世界の中で
ただ声を出す歓び
ハーモニーによって表現される
躍動感、喪失感、安堵感
まだ実際に経験したことのない感情までもを
感じとるのが心地よかったのを今でも覚えています

今作は私の中での、そういったものに焦点を当ててみたいと思いました

デビューから「ことば」というものを
大切に音作りをしてきましたので
このプロジェクトは自分にとって
B面のもう一人の自分のようで
計り知れないような広がりを持つ部分でもあります

私の声から新しい響きを導き出してくれた
WEGにとても感謝しています