ドレイクが米ソングチャート10週目No.1に、史上4人目の快挙も
ドレイクが米ソングチャート10週目No.1に、史上4人目の快挙も

 7月30日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”にて、ドレイクのウィズキッドとカイラをフィーチャーした「ワン・ダンス」が10週目の1位(9週連続)を獲得した。今年3月から4月にかけて9週にわたり1位だったリアーナの「ワーク」(feat.ドレイク)を抜き、自身のキャリア史上および2016年における最長首位記録を樹立している。

 これにより「ワン・ダンス」は、1958年にスタートした“Hot 100”チャートで10週以上首位を獲得した32番目の曲となった。

 「ワン・ダンス」は、昨年11月から今年1月にアデルの「ハロー」が10週1位を獲得して以来の記録。男性アーティストとしては、2015年4月~7月に12週No.1を獲得したウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン(feat. チャーリー・プース)」以来だ。ちなみに最長記録は、マライア・キャリーとボーイズIIメンによる「ワン・スウィート・デイ」での16週(1995年~1996年)となる。

 また、ドレイクは2015年10月3日付の“Hot 100”チャートから44週連続でトップ10入りしており、男性アーティストとしてはザ・ウィークエンドの45週連続記録まであと1週となった(ただし、ザ・ウィークエンドの記録は全てリードアーティストとしてのもの。ドレイクは33週)。ちなみに総合1位はケイティ・ペリーの持つ69週連続トップ10入り記録(全てリードアーティストとして)だ。

 なお、同曲を収録するアルバム『ヴューズ』も今週、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位を獲得しており、“Hot 100”とともに両チャート10週目の制覇を成している。これまでにアルバムとそこからのシングルで両チャート10週以上の1位を獲得しているのは、アデル、サンタナ、ホイットニー・ヒューストンのみだ。ドレイクは史上4人目の快挙となった。

 今週の“Hot 100”チャート2位は、ジャスティン・ティンバーレイクの「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」が5週連続で獲得。“Digital Songs”チャートでは変わらず10週目の1位独走となっている。

 続いて3位は、シーアの「チープ・スリルズ」(feat.ショーン・ポール)が先週5位からの浮上で最高位を伸ばしている。4位は先週に引き続き、リアーナをフィーチャーしたカルヴィン・ハリスの「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」だ。

 6位は、トゥエンティ・ワン・パイロッツの「ライド」が先週8位から浮上し新たな最高位に。7位はリアーナの「ニーデド・ミー」がキープし、“Radio Songs”チャートでは先週13位から10位へ上昇。同チャートで26曲目のトップ10入りとなり、自身の持つ記録を更新した。ちなみに第2位は23曲でマライア・キャリーだ。

 8位はデザイナーの「パンダ」が先週6位からのダウン。これに続く9位は、ケント・ジョーンズの「ドント・マインド」がキープしている。

 トップ10を締めくくるのは、アデルの「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」で先週12位からの浮上だ。アルバム『25』からの3rdシングルで、10週No.1となったリードシングル「ハロー」に続いて同アルバムから2曲目のトップ10入りとなった。

 トップ10圏外での注目は、ショーン・メンデスの「Treat You Better」が先週35位から新たな最高位となる20位へジャンプアップしているほか、フィフス・ハーモニーの「オール・イン・マイ・ヘッド(フレックス)feat. フェティ・ワップ」が37位から29位に浮上している。なお、7月15日にはブリトニー・スピアーズの「メイク・ミーfeat. Gイージー」とケイティ・ペリーのオリンピック・アンセム「Rise」がリリースされており、次週チャートでの上位初登場が予想される。