マイケル・ジャクソンのポルノ・コレクションとされる報告文書が浮上、関係者は反論
マイケル・ジャクソンのポルノ・コレクションとされる報告文書が浮上、関係者は反論

 ゴシップニュース・サイト“Radar Online”が6月21日、マイケル・ジャクソンのものとされるポルノ・コレクションの詳細を記した警察の報告書を公開した。同報告書はサンタバーバラ郡保安局のものと見られる。この報道を受け、マイケル・ジャクソン・エステートはコメントを発表した。

 88ページにおよぶ同報告書には、マイケルのネバーランド牧場が家宅捜索された際に見つかった、子供たちのヌードやセミヌード画像を含む幾つもの本や雑誌、ビデオが掲載されている。また、これらは幼い被害者たちの“訓練”や、彼らの性的抑制を緩めることをねらった道具として報告書に記述されているのだ。同書では動物の拷問やいけにえ画像もみられる。

 サンタバーバラ郡保安局の代表から米ビルボードへ送られてきたメールでは、「いくつかの記録は保安局員が書いた報告書のコピーと思われ、また、特定不明な情報源もしくはインターネットから取得したと思われるものを局員が証拠として撮った写真もある。局は記録あるいは写真などを一切メディアに公開していません。写真や報告書は全て、起訴側と弁護側へ必要な開示制度として公開したものです」と述べている。

 マイケルは2003年に児童への性的虐待で告発されたものの、2005年に無罪判決を受けている。

 今回の報道を受け、マイケル・ジャクソン・エステートは21日夜にステートメントを発表した。

 ステートメントには、「7年前の今度の土曜日、世界中で困っている子供達を助けることに身を捧げた人道主義者であり、素晴らしいアーティストがこの世を去りました。遺言執行人をふくめ、マイケル・ジャクソンのファンたちは、くだらないタブロイド記事によって再び彼の信用に泥が塗られることより、マイケルが遺した素晴らしい贈り物を思い返すことを好みます。サンタバーバラ郡が称する“インターネットもしくは特定不明の情報源から取得したと思われるもの”を含め、これらの報告書にあるものは全て、偽造であり、確実にマイケルの命日のタイミングを狙ったものです。マイケルは生きている間も亡くなっている今も、無実であることに変わりはありません。もうたくさんです」などと綴られている。