ドレイクが依然全米チャート独走、新人ケント・ジョーンズがトップ10入り
ドレイクが依然全米チャート独走、新人ケント・ジョーンズがトップ10入り

 7月2日付けの米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”では、ドレイクの「ワン・ダンス」(feat.ウィズキッド&カイラ)が非連続6週目の首位を獲得。また、ショーン・ポールをフィーチャーしたシーアの「チープ・スリルズ」と、新人ケント・ジョーンズの「ドント・マインド」がそれぞれトップ10入りを果たしている。

 “Hot 100”で6週目の首位に立った「ワン・ダンス」は、サブスクリプション・サービスにもとづく“On-Demand Songs”チャートでは6月23日までの一週間に全米で2,030万回オンデマンド再生(ニールセン・ミュージック調べ)され9週目の1位をマークしている。

 また、「ワン・ダンス」を収録しているドレイクのアルバム『ヴューズ』も、引き続き米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で7週目の1位となっている。“Hot 100”および“Billboard 200”の両チャートでの首位は、これで5週目だ。5週間連続で首位を制覇したのは、12月から1月にかけてアデルが「ハロー」とアルバム『25』で6週連続両チャートNo.1を樹立して以来の記録となる。

 一方、ジャスティン・ティンバーレイクの「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」は、先週3位からワンランクアップの2位。“Digital Songs”チャートでは6週目の1位をマークしており、2006年に「セクシー・バック」で樹立した同チャート5週No.1の自己最高記録を更新している。

 デザイナーの「パンダ」は先週2位から3位へダウン。“Streaming Songs”チャートでは、全米で2,930万回再生され依然9週目の1位をマークしている。

 続く4位は、ザ・チェインスモーカーズ初のトップ5ヒット曲「ドント・レット・ミー・ダウン」(feat. ダヤ)がキープ。フィフス・ハーモニー初のトップ5曲「ワーク・フロム・ホーム」も先週と同じく5位となっている。ちなみに彼女達のフェティ・ワップをフィーチャーした次の曲「オール・イン・マイ・ヘッド(フレックス)」が、“Pop Songs”チャートで32位に初登場している。

 続く6位はリアーナをフィーチャーしたカルヴィン・ハリスの「This Is What You Came For」で、先週7位からの上昇。6月16日にミュージック・ビデオが公開されたため、おそらく次週はストリーミング回数を上げてくるものと見られる。

 リアーナは自身の曲「ニーデド・ミー」でもランクを上げており、先週9位から7位へと最高位を伸ばしている。

 また、マイク・ポズナーの「I Took a Pill in Ibiza」は今週9位となっており、新たにトップ10入りした2曲にはさまれる格好となった。

 1つ上の8位に付けた、ショーン・ポールをフィーチャーしたシーアの「チープ・スリルズ」は先週13位からの浮上。これによりシーアは“Hot 100”で4度目のトップ10入りで、リード・アーティストとしては2014年8月に「シャンデリア」で達成した同チャート最高位8位に並ぶこととなった。

 新たに“Hot 100”チャートにトップ10入りしたのは、先週11位から10位に浮上したケント・ジョーンズのデビュー作「ドント・マインド」だ。同曲は“Streaming Songs”チャートでも10位から7位へ、“Radio Songs”チャートでも16位から12位へ、そして“Digital Songs”チャートでも19位から16位へと順位を上げている。

 なお、トップ10圏外で注目すべきは、トゥエンティ・ワン・パイロッツの「ライド」が先週15位から13位へと上昇。また、トーヴ・ローをフィーチャーしたニック・ジョナスの「Close」が先週27位から大きく14位に再浮上し、ニューアルバム『Last Year Was Complicated』が“Billboard 200”で2位に初登場したのと同時に、これまでの同曲の最高位(15位)を更新している。さらに、メーガン・トレイナーの「ミー・トゥー」が先週31位から18位へ大きく浮上する結果となった。