【米ビルボード・ソング・チャート】アルバム『ヴューズ』と共に、ドレイクの「ワン・ダンス」が、今週も二冠を制す
【米ビルボード・ソング・チャート】アルバム『ヴューズ』と共に、ドレイクの「ワン・ダンス」が、今週も二冠を制す

 アルバムデビューの5月21日付チャートから1ヶ月、まったく勢い衰えることなく首位を死守し続けるドレイク。今週も引き続き、100位内に12曲をチャートインさせていて、アルバム『ヴューズ』も強豪を寄せ付けず、通算6週目のNo,1をマークした。そのドレイクがフューチャリング・アーティストとして参加した、DJ・キャレドの新曲「フォー・フリー」が18位に初登場した。

 2004年に、ソング・チャート首位をマークした大ヒットシングル「リーンバック」で知られる、ヒップホップ・グループ、テラー・スクワッドの一員で、その2年後2006年にソロ・デビューを果たしてから、今年で10周年を迎えるDJ・キャレド。この「フォー・フリー」は、9枚目となるスタジオ・アルバム『メジャー・キー』からの先行シングルで、自身2曲目のTOP20入りとなった。初のTOP10入りを果たした、2011年のシングル「アイム・オン・ワン」でも、ドレイクがゲスト参加していて、彼らの相性の良さと、“ヒット曲にドレイクあり”というラップ界の法則が伺える。

 長期に渡りTOP10入りを果たした、トゥエンティ・ワン・パイロッツのブレイク曲「ストレスド・アウト」は21位にダウンしたが、アルバム『ブラーリーフェイス』からの5thシングル「ライド」が、先週の22位から15位にアップし、自身2曲目のTOP10入りを狙う。すでに、ロック・チャートでは3位に、オルタナティブ・チャートでは首位に到達していて、公式ビデオも6000万回視聴回数を記録している。

 2016年ブレイクが期待されている、女性シンガーソングライター、デイヤをゲストに迎えたザ・チェインスモーカーズの「ドント・レット・ミー・ダウン」は、徐々にポイントを伸ばし、先週の5位から4位に上昇、初のTOP3入りは目前だ。

 今年「スティッチーズ」でブレイクを果たした男性シンガーソングライター、ショーン・メンデスの新曲「トリート・ユー・ベター」が34位に初登場した。この曲は、今年リリース予定の2ndアルバムからの先行シングルで、6月3日にリリースされてからセールスが好調、公式ビデオが公開されれば、ストリーミングポイントの上昇により、さらにランクアップすることが期待できる。

 カルヴィン・ハリスとリアーナの再タッグ曲「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」は7位に上昇中。カルヴィンが、ツイッターでビデオの制作をほのめかしていて、間もなく公開されるのではないかと思われる。すでにオーストラリア、アイルランドでは首位をマークした。Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、15日22時以降となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「ワン・ダンス」ドレイク
2位「パンダ」デザイナー
3位「キャント・ストップ・ザ・フィーリング」ジャスティン・ティンバーレイク
4位「ドント・レット・ミー・ダウン」ザ・チェインスモーカーズ
5位「ワーク・フロム・ホーム feat.タイ・ダラー・サイン」フィフス・ハーモニー
6位「7イヤーズ」ルーカス・グラハム
7位「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー feat.リアーナ」カルヴィン・ハリス
8位「アイ・トゥック・ア・ピル・イン・イビザ」マイク・ポスナー
9位「ニーデド・ミー」リアーナ
10位「ジャスト・ライク・ファイア」P!NK