篠山紀信×宮沢りえ『Santa Fe』/秋山庄太郎×関根恵子『永遠の関根恵子』――傑作ヌードが貴重カットと共に蘇る
篠山紀信×宮沢りえ『Santa Fe』/秋山庄太郎×関根恵子『永遠の関根恵子』――傑作ヌードが貴重カットと共に蘇る

 2016年4月に創刊90周年を迎えた『アサヒカメラ』より、ヌードの90年を振り返る永久保存版『アサヒカメラ7月増大号』が2016年6月20日に発売される。

『アサヒカメラ 2016年7月増大号』誌面

 本誌の巻頭特集は「ヌードの90年」。戦前から平成にかけてヌード写真がどう撮影されてきたかが、グラビアと記事から成る計53ページの大ボリュームでプレイバックされる。グラビアは「巨匠たちが撮った“名作”ヌード」というテーマで、野島康三が撮影した貴重な戦前の作品から、土門拳、大竹省二、植田正治、立木義浩、沢渡朔の名作まで一挙公開。注目は秋山庄太郎が撮った若きころの女優・関根恵子(高橋恵子)、そして篠山紀信が撮った宮沢りえ。150万部を超える大ベストセラーになった写真集『Santa Fe』から貴重なカットが登場する。

 さらに篠山紀信のインタビュー「僕がヌードを撮り続けるワケ」も掲載。毎年『アサヒカメラ』1月号で新作を発表しながら、最近は自身の作品について語ることはほとんどない篠山紀信が、「どうしてヌードを撮り続けるのか?」「今なお最前線で活躍する篠山紀信の目に、最近のヌード写真はどう写るのか?」など、近年では貴重な篠山紀信の写真論をたっぷり読むことができる。

 また、武田久美子の「貝殻ビキニ」など、話題作を次々に世に送り出した名人・渡辺達生、これまで関わった写真集は数百点に及ぶ達人・山岸伸、そしてその背中を追う世代として人物写真を撮り続ける注目の写真家・魚住誠一のスペシャル座談会に加え、写真評論家・上野修による戦前の名作から90年代までのヌード写真徹底検証など、アートとしても学術的にも貴重なアーカイブ集になっている。


◎『アサヒカメラ 2016年7月増大号』
2016/06/20 PUBLISH
定価:980円(税込)