ドレイクの米ソング&アルバム両チャート連覇続く、ピンクがトップ10入り
ドレイクの米ソング&アルバム両チャート連覇続く、ピンクがトップ10入り

 ドレイクの「ワン・ダンス」(feat.ウィズキッド&カイラ)が最新の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”(6月18日付)にて、非連続4週目のNo.1となった。一方、ジャスティン・ティンバーレイクの「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」は全米のラジオで最も聴かれている曲となっており、“Radio Songs”チャートにおいてここ25年で最も早く首位を獲得した男性アーティストとなった。さらには、ピンクが「ジャスト・ライク・ファイア」で2013年ぶりにトップ10入りを果たしている。

 ドレイクの「ワン・ダンス」は“Hot 100”で4週目の首位(3週連続)を獲得し、サブスクリプション・サービスをベースにした“On-Demand Songs“ストリーミング・チャートにおいては、6月2日締めの週間オンデマンド再生数が全米で2,500万回(ニールセン・ミュージック調べ)に達し、7週目の1位をマークしている。

 また、「ワン・ダンス」が収録されているアルバム『ヴューズ』は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で5週目のNo.1をマークしており、ソング・チャートとアルバム・チャートの両チャートでここ3週にわたり首位を独占。アデルが12月から1月にかけて「ハロー」と同収録アルバム『25』で6週連続両チャート制覇をして以来の記録となっている。なお、男性アーティストが3週以上両チャート制覇したのは10年以上前のことだ。50セントが2005年に「キャンディ・ショップFEAT.オリヴィア」とアルバム『ザ・マッサカー~殺戮の日。』で6週連続首位を獲得した。

 最新“Hot 100”チャート2位は、デザイナーの「パンダ」がキープ。同ラッパーのブレイクヒットとなった同曲は、“Hot Rap Songs”チャートでは9週目の1位となっている。

 3位は、3週間前に同チャート史上26作目となる初登場1位をマークしたジャスティン・ティンバーレイクの「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」がキープ。“Digital Songs”チャートでは依然として4週目のNo.1となっている。また、“Radio Songs”チャートでは5週目にしてNo.1となり、ここ25年近くにおいて男性アーティストとして最も早く同チャート1位に上り詰めた曲となった。1991年にマイケル・ジャクソンの「ブラック・オア・ホワイト」が3週目に1位を獲得する記録を持っており、1992年のマライア・キャリー「アイル・ビー・ゼア」もこれに並ぶ。

 続く4位も、フィフス・ハーモニーの“Hot 100”初トップ5入り曲にしてタイ・ダラー・サインをフィーチャーした「ワーク・フロム・ホーム」が自己最高位をキープ。彼女たちの2ndフルアルバム『7/27』でも、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で自己最高となる4位スタートを切っている。

 トップ5を締めくくるのは、ザ・チェインスモーカーズの同じく初のトップ5入りとなった「ドント・レット・ミー・ダウン」(feat. ダヤ)で、自己最高位の5位をキープ。6位も先週に続いてルーカス・グラハムの「セブン・イヤーズ」が守り、7位はマイク・ポズナーの「I Took a Pill in Ibiza」となっている。

 リアーナの「ニーデド・ミー」は先週9位から8位へと最高位をあげている。“Streaming Songs”チャートでは3位から4位へとランクダウンしたものの、全米ストリーミング数1,680万回と依然として安定しているほか、“Digital Songs”チャートでは28位から20位へ、“Radio Songs”チャートでは33位から26位へとそれぞれ順位を上げている。

 そのリアーナをフィーチャーしたカルヴィン・ハリスの「This Is What You Came For」は、トップ10内に返り咲き、4週前に初登場した9位へと先週11位から再浮上している。

 “Hot 100”のトップ10最後は、ピンクの「ジャスト・ライク・ファイア」が先週16位からなだれ込んだ。ピンクにとっては、2013年4月に4番目のNo.1となった「ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン」以来、15曲目のトップ10ソングとなった。同曲は映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』サウンドトラックからの1曲で、北米での映画公開日と同日、5月27日にリリースされた同サントラは“Soundtracks”チャート6位に入っている。

 なお、トップ10圏外で注目すべきは、Kent Jonesのデビュー・ヒット「Don't Mind」が先週25位から13位に大きくジャンプアップ。ショーン・ポールをフィーチャーしたシーアの「チープ・スリルズ」が先週24位から19位へとトップ20入りを果たしている。