アイス・キューブ、ジーン・シモンズの“ヒップホップ批判”に苦言を呈す
アイス・キューブ、ジーン・シモンズの“ヒップホップ批判”に苦言を呈す

 キッスのジーン・シモンズが「ヒップホップの終焉が楽しみだ」などとコメントしたことを切っ掛けに、ツイッターで小競り合いを繰り広げているラッパーのアイス・キューブが4月12日、人気ラジオ番組『ハワード・スターン・ショー』に出演した。

 アイス・キューブは先日、N.W.Aとしてロックの殿堂入りを果たしたが、ジーン・シモンズはこれに対して疑問を呈している。「俺が思うに、殿堂はロックン・ローラーのためだけにあると彼は信じているんだろう。俺はジーン・シモンズをとてもリスペクトしている。何度か会ったこともある。彼は実際とてもクールだけど、今回の件では間違えていると思うね」と話すキューブ。さらには「みんなそれぞれの意見がある。ジーンは業界のホンモノのギャングスタだが、今回のは間違いさ。ヒップホップはスピリットであり、ロックンロールと呼ばれる前から存在しているものなんだ」と続け、スターンから殴り合いのケンカでは誰が勝つか聞かれると、笑いながら「マイク・タイソンに入ってもらうよ」とジョークを飛ばした。

 また、キューブは【ロックの殿堂】就任式でN.W.Aでのパフォーマンスがなかったことについても触れ、「ビッグなパフォーマンスをしたかったんだ、特にドクター・ドレーと一緒にね。彼はやりたがらなかった。彼は全てをビッグにやりたい人だから俺たちはまとまり始め、その後、俺たちの求めていたサポートを殿堂側から得られないと分かったんだ」とコメント。笑いながら「俺たちは高額な金を要求していたわけではない。議論のテーブルにつくことを求めていただけさ」と述べ、金銭面の問題ではなかったと付け加えた。