リアーナが米ソング・チャート7週No.1、フィフス・ハーモニーが初のトップ10入り
リアーナが米ソング・チャート7週No.1、フィフス・ハーモニーが初のトップ10入り

 4月16日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”では、ドレイクをフィーチャーしたリアーナの「ワーク」が7週目のNo.1に輝いた。一方、フィフス・ハーモニーがタイ・ダラー・サインをフィーチャーした「ワーク・フロム・ホーム」で初のトップ10入りを果たしている。

 ニールセン・ミュージックによると、3月31日締めの調査週において「ワーク」は全米ストリーミング回数が2,880万回に達し、“Streaming Songs”チャートでも7週目の首位を獲得。さらに、“Hot R&B/Hip-Hop Songs”チャートでは非連続ながら9週目のNo.1となっている。

 「ワーク」が“Hot 100”で首位をマークした際にも伝えたように、同曲はリアーナにとって14度目の“Hot 100”No.1ソングであり、故マイケル・ジャクソンの13回という記録を抜いて、史上3番目の最多No.1獲得アーティストとなった。ちなみに最も多くNo.1を獲得しているのはザ・ビートルズで20回、次いでマライア・キャリーで18回だ。

 ビートルズとキャリーと言えば、リアーナは現在、14曲の“Hot 100”No.1ソングをもって合計58週にわたり首位を獲得している。これは史上2番目の首位獲得記録となる合計59週のビートルズまで、あと1週間となるのだ。同記録の頂点に立つのはキャリーで、79週という記録を保持している(トップ5はボーイズIIメンが50週、アッシャーが47週だ)。

 「ワーク」は全体的に4%ポイントダウンで“Hot 100”の首位に立っており、2位のルーカス・グラハムの「セブン・イヤーズ」との差は縮まっている。デンマークのポップ・バンドによる同曲は、“Digital Songs”チャートで2位から1位へ再浮上している。

 なお、メーガン・トレイナーの「No」は6位から3位へと浮上しトップ5入り。スマッシュヒット・デビュー曲「オール・アバウト・ザット・ベース~わたしのぽちゃティブ宣言!」に続き2度目のトップ3ヒットとなった。「No」は5月13日にリリース予定のアルバム『サンキュー』からのリード・シングルだ。

 また、ソロデビュー・アルバム『マインド・オブ・マイン』が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1を獲得しているゼインだが、彼の「ピロウトーク」が“Hot 100”で8位から4位へ再浮上している。ゼインは“Billboard 200”で1stアルバムを1位に初登場させた初のイギリス人男性ソロ・アーティストとなった。

 ジャスティン・ビーバーの「ラヴ・ユアセルフ」は3位から5位へ転落するも、“Radio Songs”チャートでは依然として8週目の首位に立っている。

 続く6位には、4位から同じくランクダウンのフロー・ライダーによる「マイ・ハウス」、7位はトゥエンティ・ワン・パイロッツの「ストレスド・アウト」、8位はG-EazyとBebe Rexhaの「Me, Myself & I」となっている。

 “Hot 100”のトップ10を締めくくるのは、9位に浮上し新たな最高位をマークしたマイク・ポズナーの「I Took a Pill in Ibiza」、そしてタイ・ダラー・サインをフィーチャーしたフィフス・ハーモニーの「ワーク・フロム・ホーム」だ。これによりフィフス・ハーモニーは、キッド・インクをフィーチャーした「ワース・イット」で12位だった自己最高位を更新し、初のトップ10入りとなった(タイ・ダラー・サインも同様に“Hot 100“初のトップ10入り)。

 トップ10外には、2週間前に10位に初登場したアリアナ・グランデの「デンジャラス・ウーマン」が13位から12位へ再浮上、Desiignerの「Panda」が21位から14位へ、ザラ・ラーソンとMNEKの「ネヴァー・フォーゲット・ユー」が17位から15位へそれぞれランクを上げている。