尼崎発 昭和ピンク歌謡の貴公子リバ様が下北沢でゲスな新曲披露、あのTENGAとのコラボも…
尼崎発 昭和ピンク歌謡の貴公子リバ様が下北沢でゲスな新曲披露、あのTENGAとのコラボも…

 4月6日に4年ぶりのニューアルバム『ノーリターン』をリリースする尼崎が生んだ昭和ピンク歌謡の貴公子 リバーシブル吉岡が、3月13日に下北沢のライブハウス6か所で同時開催されたサーキット型イベント【Beat Happening!】に出演した。

ライブ中の写真など計7枚

 フォーマルなスーツに妖しげなベネチアンマスクで顔を隠し、変態的な歌詞を歌謡曲風のサウンドに乗せて届ける異色のシンガーソングライター リバ様ことリバーシブル吉岡。全国的な知名度はまだまだではあるものの、同業者や一部の音楽ファンから熱狂的な支持を得ている異色のミュージシャンだ。

 ライブパフォーマンスも一風変わっており、ステージ上で自らオケ音源を再生し、ひとりで歌唱を行う。しかも、その楽曲はライブスタイル以上に異色だ。【Beat Happening!】では下北沢Lagunaのステージに出演した彼は、前述の最新作に収録の新曲「ラヴ・インスパイア」よりライブをスタート。この楽曲は問いかけるように様々な単語を発しては“No”と首を横に振り、お目当ての下ネタを叫んだ後に“Yes”と続け、激しい煽りで観衆と共に盛り上がるライブ必殺のチューンだ。


 さらに、“ちんすこう”“かんそうマンゴー”“くりまんじゅう”といった名産品を歌詞にした「お土産の歌」や、子供へ向けた素直な愛情をしたためた「親心」。タイトルだけで一目瞭然な「あたしが貴女の貝を舐めるから貴女はあたしの貝舐めて」などご自慢の代表曲に加えて、新作からもう1曲「CKB -乳首の呪縛-」も披露した。

 同曲もタイトルから推して知るべしだが、そのゲスすぎるパフォーマンスに観衆は爆笑と熱狂を繰り返し、会場はメガネが曇るほどのサウナ状態に。最後はリバ様自身もその客席へ飛び込み、もう一度「ラヴ・インスパイア」を披露する強烈なアクトで、目の当たりにしたすべての観衆に忘れられない一時を届けたのだった。

 なお、新アルバム『ノーリターン』では株式会社TENGA提供により、限定店舗での先着予約、購入の店頭抽選で、リバーシブル吉岡サイン入り“お一人様お遊びグッズ”の特典が当たるキャンペーンも実施決定。タワーレコード新宿店では、先着でチェキがプレゼントとなる企画も行われるようだ。


撮影:杉岡祐樹

◎アルバム『ノーリターン』
2016/04/06 RELEASE
RYMC-0003 2160円(税込)