ピアニスト上原彩子インタビュー、「2人の作曲家を通してロシアの混沌とした雰囲気を感じて」

2016/03/14 14:30

 第12回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門で、女性として史上初、日本人としてもピアノ部門では初めての1位を獲得し、小澤征爾、シャルル・デュトワ、ワレリー・ゲルギエフなど国内外の指揮者やオーケストラと共演するなど幅広く活躍する上原彩子。6月3日には、【上原彩子 プレリュードを弾く】というタイトルで、ラフマニノフとスクリャービンの前奏曲のコンサートを開催する。

 上原は、今回のプログラムについて「ラフマニノフとスクリャービンは、年齢は1歳差で同じ先生に習っていたほど近しい関係です。同じ時代に生きた2人の作曲家の前奏曲を並べることで、共通点や違う点が浮かび上がって面白いのではと」と紹介。そして、両作曲家について「ラフマニノフの音楽は、和音がずっしりしていて、どんどん根が下に伸びていくようなイメージ。スクリャービンは、弾いていると音が飛翔していくような感じがします。世界大戦が起こる直前の1900年前後というロシアの混沌とした雰囲気を、2人の作曲家の目から見たものを通して、より多角的に感じていただければ」と続けた。

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