【米ビルボード・シングル・チャート】リアーナが2週目のNo.1をマーク、話題のルーカス・グラハムはTOP10ランクイン間近
【米ビルボード・シングル・チャート】リアーナが2週目のNo.1をマーク、話題のルーカス・グラハムはTOP10ランクイン間近

 歴代記録を更新したリアーナの「ワーク」が2週目のNo.1を獲得した、今週の米ビルボード・シングル・チャート。

 登場4週というスピードで、先週自身14曲目の首位を獲得した、リアーナの「ワーク」。マイケル・ジャクソンの記録(13曲)を抜き、歴代首位獲得数単独4位に立ったが、2月22日に公開された「ワーク」のビデオが、1週で5000万回視聴回数を突破し、アデルの「ハロー」(2015年)、バウアーの「ハーレム・シェイク」(2013年)に次ぐ歴代3位にランクイン、今週はストリーミング(視聴)でも歴代記録を更新した。

 このストリーミング・ポイントを受け、先週よりもさらにポイントを伸ばして2週目のNo.1をマーク、アルバム『アンチ』も、先週の3位から2位にランクアップを果たしている。アルバムからの2ndシングルとして正式にはリリースされていないが、「ニーデド・ミー」も64位まで上昇している。

 2月24日に開催に開催された【ブリット・アワード2016】で「最優秀インターナショナル賞」を受賞したジャスティン・ビーバーは、「男性ソロ・アーティスト賞」を受賞したジェイムス・ベイとコラボレーションした「ラブ・ユアセルフ」が2位に停滞し、アワードではメドレー形式で披露した「ソーリー」も、4位と粘り強さをみせている。

 そのジェイムス・ベイの「レット・イット・ゴー」も、35位まで上昇中、次週は【ブリット・アワード】の効果を受け、さらにランクアップが期待される。「最優秀シングル賞」そして「最優秀アルバム賞」を受賞した、アデルの「ハロー」は8位にダウンしたが、こちらも次週、再び上昇が予想され、アルバム『25』も、登場14週目にして、週間セールス10万枚を突破するヒットを記録、アルバムは全米だけでも800万枚を突破した。

 今週、TOP10内多少の入れ違いはあったものの、メンバーの入れ替わりはなく、ほぼ変動のないチャート・アクションとなった。TOP10以下からは、先週の20位から12位へアップした、ルーカス・グラハムの「7イヤーズ」が上昇中。すでにUKチャートでは3週のNo.1をマークしているこの曲、UK以外でも、デンマーク、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランドで首位に立っていて、アメリカでの大ブレイクも目前といったところだ。

 マイク・ポスナーの2年ぶりとなるシングル「アイ・トゥック・ア・ピル・イン・イビザ」が24位から15位へ、2010年の「プリーズ・ドント・ゴー」以来、通算3曲目のTOP20入りを果たした。こちらも、ノルウェーやニュージーランドなどで首位をマークし、ヨーロッパ方面から火が付き人気を集めている。

 「ハイド・アウェイ」が23位に上昇中の、新星デイアがフィーチャリングされている、ザ・チェインスモーカーズの新曲「ドント・レット・ミー・ダウン」は81位に初登場、「ヒア」(今週26位)がロングヒットを記録している、アレッシア・カラの新曲「ワイルド・シングス」が91位に初登場した。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、2日22時以降となります。