第1位に清塚信也ソロ・アルバム『あなたのためのサウンドトラック』9週連続のチャートイン
第1位に清塚信也ソロ・アルバム『あなたのためのサウンドトラック』9週連続のチャートイン

 年末年始のセールスチャートとなる、1月11日付のBillboard JAPAN Top Classical Albums第1位には、清塚信也のピアノ・ソロ・アルバム『あなたのためのサウンドトラック』がチャートイン。11月4日のリリースから9週連続のチャートインとなり、記録をのばした。12月のピアノリサイタルの他、舞台やディナーショー、ジルベスターやニューイヤーのコンサートを経て、この後1月9日にはビルボードライブ大阪でアルバムリリースの記念ライブを行うなどイベントが続き、上位チャートインの連続記録更新がまだまだ期待できそうだ。

 第2位にはサラ・オレインのサードアルバム『f』がチャートインし、今週で6週連続でのチャートインを果たした。12月下旬にはアラジンなどで有名なピーボ・ブライソンとの共演のTV放送がされるなど、メディアへの露出が増えた結果と思われる。2016年1月21日からはアルバムリリースを記念したコンサートツアーが予定されており、上位チャートインへの追い上げは始まったばかりと言えそうだ。

 第3位は『カール・ベーム&ケルン放送交響楽団 ステレオ・ライヴ録音集1976~1980』が初のチャートイン。ベームとベルリン・フィルによる『モーツァルト:後期交響曲集』がチャートインしたのが記憶に新しく、ベーム人気が未だ衰えないことを証明するチャートとなった。今年2016年はベームの没後35年にあたり、この巨匠の名を思い返す機会が多くなるかもしれない。

 その他8位には『YOSHIKI CLASSICAL』が2014年6月以来約1年半ぶりに10位圏内にチャートインとなり、紅白歌合戦での熱演の影響をうかがわせる結果となった。また9位には、2015年の年間チャートを制覇した『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』が8週ぶりのチャートイン。フィナーレイベントを収録したDVD発売を12月23日に迎え、アニメが終わった後も精力的なファンイベント開催を行ってきたこのアニメのファンの根強さを感じさせる新年のチャートとなった。

text:yokano