今年13万人以上訪れたデンマークのニセ“エルヴィス博物館”、商標権訴訟で名称変更へ
今年13万人以上訪れたデンマークのニセ“エルヴィス博物館”、商標権訴訟で名称変更へ

 米メンフィスにあるエルヴィス・プレスリーの邸宅“グレイスランド・マンション(Graceland Mansion)”を似せて作ったデンマークのエルヴィス博物館が、“グレイスランド(Graceland)”の商標権侵害訴訟のすえ名称を変更することになった。

 グレイスランド・マンションのレプリカ“グレイスランド・ランダーズ”を2011年に開設したHenrik Knudsenは、テネシー州メンフィスのエルヴィス・プレスリー・エンタープライズInc.より名称変更と150万クローネ(約2,660万円)の賠償金を請求されていることを明らかにしている。

 オリジナル版“グレイスランド”の2倍の広さを持つデンマークのレプリカ版は、首都コペンハーゲンから北西210kmのランダースにあり、同所にはエルヴィスの遺物を集めたKnudsenのプライベート・コレクションをはじめ、アメリカンダイナー・スタイルのレストランや記念品ショップなどがあるという。

 Knudsenは12月22日、同博物館の名称を1月1日付で“メンフィス・マンション(Memphis Mansion)”に変えるとし、これで「事業に専念できる」と話している。

 デンマークのエルヴィス博物館には今年、13万人以上が訪れているそうだ。