三代目JSB「R.Y.U.S.E.I.」&ドリカムベスト盤が年間チャート首位、アワード投票も開始、星野源がHot Albums制覇:今週の邦楽まとめニュース
三代目JSB「R.Y.U.S.E.I.」&ドリカムベスト盤が年間チャート首位、アワード投票も開始、星野源がHot Albums制覇:今週の邦楽まとめニュース

 今年も残す所あとわずか。ビルボードジャパンでは2015年の年間チャートを今週発表した。複数の指標からなる複合チャート JAPAN Hot100で今年首位に輝いたのは三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」。2014年リリースの一曲が異例のロングヒットを巻き起こした。また複合アルバムチャート Hot Albumsでは、DREAMS COME TRUEのベスト盤『DREAMS COME TRUE THE BEST ! 私のドリカム』が首位。こちらもリリース週からほぼ1年を通して売れ続け、ロングヒットの底力を見せつけた。

ビルボードジャパン年間チャート発表、シングル総合は三代目JSB「R.Y.U.S.E.I.」、アルバム総合はドリカムのベスト盤が1位

 一方、CDセールスの力という面で一歩抜きん出たのは嵐。アルバムでは先行した三代目JSBやSEKAI NO OWARIを抜き、百万枚超えの大台も達成して首位となった。またシングル・セールスでも上位3曲を嵐の曲が占めるなど存在感は抜群。ジャニーズは現在ダウンロードやYoutubeを解禁していないが、もし今後解禁になったら、日本の音楽シーンはどう変わるのか? という面でも興味をそそられる結果だ。

圧巻の逆転劇をみせた嵐が首位を獲得 三代目JSB、セカオワらの音楽シーンにおける人気も明白に
嵐 TOP3独占、ジャニーズ勢がセールスパワーを見せつける!

 洋楽部門ではカーリー・レイ・ジェプセン「アイ・リアリー・ライク・ユー」が首位に。洋楽系は特にラジオ・メディアとの相性がよく、カーリーだけでなくマーク・ロンソンやサム・スミスなど、時代のクリエイターがラジオを中心に今年のロングヒットを形成した。

カーリー・レイ・ジェプセン 「アイ・リアリー・ライク・ユー」で洋楽年間チャート2度目のNo.1に、最長首位記録を破ったテイラーは2位に
2015年は“ラジオライクな曲”と“来日”と“ロングヒット”な洋楽

 ジャンル別チャートではダイアナ・クラールがジャズ・ランキング首位。またアニメチャートではUNISON SQUARE GARDENが、クラシックチャートではアニメ『四月は君の嘘』のサントラが首位となった。ぜひあなたの好きな作品が何位になっているか、見比べてみて欲しい。

ダイアナ・クラールが上半期に続き、堂々の年間チャート1位を獲得
2015年クラシックチャートは、アニメ『四月は君の嘘』のサントラが制覇
UNISON SQUARE GARDENが見事ブレイク!群雄割拠のアニメチャートで年間首位!

 そして同じく12月11日から、ビルボードジャパンでは「みんなで作る今年のヒット・チャート」というコピーのもと、【Billboard JAPAN Music Awards 2015(#BJMA2015)】が開催中。Twitterとカラオケであなたの一曲に投票し、ぜひ今年の一曲を選ぶのに参加しよう。

【#BJMA2015】みんなで作る今年のヒット・チャート、Billboard JAPAN Music Awards 2015がスタート

 年間チャートを発表する一方、週間のチャートも引き続き更新。紅白出場も決まった星野源がアルバムチャートで見事首位に立った。一方、シングルチャートではジャニーズ勢の関ジャニ∞が首位に。その他、アニメチャートやクラシックチャートも引き続き更新中。これらの結果はまた2016年の年間チャートに関係してくることになる。

星野源『YELLOW DANCER』が首位に、TOP3には洋楽タイトルが続く
星野源 ビルボードアルバムセールスチャートにて首位獲得 紅白出場組が上位を賑わす
関ジャニ∞ ビルボード週間セールスチャートで2位に5倍差の堂々首位
関ジャニ∞「侍唄」、セールスで大差、ビルボード総合首位、“浦ちゃん”初登場3位
fripSide、接戦でA応Pを下しビルボードアニメチャートを制覇
清塚信也のピアノ・ソロ・アルバムが第1位に返り咲き、サラ・オレイン新譜『f エフ』第2位

 ビルボードジャパンだけでなく、三代目 J Soul Brothersはまさに受賞ラッシュ。USENの年間一位を獲得したほか【Yahoo!検索大賞2015】も受賞。絶好調だった2014年がはじまりに過ぎなかったことを実感する大ブレイクが巻き起こっている。

三代目JSB「R.Y.U.S.E.I.」、異例のロングヒットでUSEN年間一位
今年も最も検索されたのは「三代目 J Soul Brothers」 登坂広臣「世界に向けて発信していきたい」

 女性シンガーの話題では倖田來未がさいたまスーパーアリーナにて【KODA KUMI 15th Anniversary LIVE The Artist】の千秋楽公演を開催。また、Nao Yoshiokaが米国サイトのアワ-ドで新人賞に輝いたほか、アン・サリーの名盤『Brand-New Orleans』発売記念公演も話題になった。また、共に今年ブレイクのキッカケを掴んだ家入レオと大原櫻子の共演にも注目が集まった。

倖田來未 VOCAL/DANCE/ENTERTAINMENT……そしてLOVEで魅了した15周年イヤー集大成「途中で辞める訳にはいかへんな」
Nao Yoshioka 米国大手ソウルサイト主催のアワードで最優秀新人賞を受賞
アン・サリー 名盤『Brand-New Orleans』発売10周年記念ツアーがスタート。東京公演の模様をレポート
家入レオ×大原櫻子 新たなスターが生まれなかったシーン照らす“月と太陽”

 アイドル系では鞘師里保のモーニング娘。在籍最後のワンマン公演が日本武道館にて開催。その他、AKB48の【AKB48劇場オープン10年祭】などメモリアルな公演が話題になった。また、ももクロの新作ティーザー、チームしゃちほこのソロ企画ライブ、元BiSのカミヤサキの所属するPOPが100キロマラソンを開催したことなども注目を集めている。

鞘師里保 モーニング娘。最後の単独公演で見せた素顔 泣いて笑って「わーい! すごい! ひとり占めだぁ~!」
AKB48 8年前の約束実現! 前田敦子や大島優子ら卒業生も集結【AKB48劇場オープン10年祭】開催「みんな、歳とったね!」
ももクロ 2枚同時発売の3rd/4thアルバムティザー映像第2弾解禁
チームしゃちほこ 初のソロライブ企画スタート、初日は坂本遥奈がダンス、ラップで満員の観客を魅了
カミヤサキ「1秒でも速く復帰したい」POP脱退懸けた100kmマラソン“モンスターアイドル”ぶり爆発 衝撃の22時間でゴール

 最後はバンド系。先週、横浜アリーナでの4days公演を終えたX JAPANは新作ドキュメンタリーの初公開を発表。また、仲井戸“CHABO”麗市と土屋公平によるロック・ユニット麗蘭の公演が行われファンの感動を呼んだ。

X JAPAN、ストーンズ監督が手がけたドキュメンタリー映画が来年サンダンスで世界初公開
麗蘭、師走恒例ライブ「公平が弾いてくれたら、それは麗蘭だ。」

その他の今週の注目ニュース
佐渡裕【1万人の第九】が開催、栗山千明「これ以上ないくらい贅沢」
映画『シン・ゴジラ』総監督:庵野秀明 出演:長谷川博己/竹野内豊/石原さとみ 史上最大“ゴジラ”ビジュアル公開
LINE、ライブ配信プラットフォーム「LINE LIVE」公開
サザンオールスターズ【おいしい葡萄の旅】映像作品 完全生産限定盤の特典発表
上原ひろみ、通算10枚目となる新作『SPARK』発売決定