アデル 米ビルボード・シングル・チャート6週目の首位をマーク、独走状態をキープ
アデル 米ビルボード・シングル・チャート6週目の首位をマーク、独走状態をキープ

 アルバム・チャートともに、アデルが2週目の2冠、「ハロー」は通算6週目の首位をマークした、今週の米ビルボード・シングル・チャート。

 累計250万ダウンロード、6億3000万視聴回数を突破した「ハロー」。エアプレイも絶好調で、主要3チャートを制覇し、今週も2位以下と大差をつけて独走状態をキープしている。また、アルバム『25』は、今週も週間セールスだけでミリオンを突破し、登場2週目にして450万枚に到達した。また、12月14日に放送されるNBCテレビの『アデル・ライブ・イン・ニューヨーク・シティー』の放送が控えているため、特別番組の放送後はさらに勢いが加速することが予想され、シングル、アルバム・チャート共に、年内はアデルを抑えられるアーティストはいないだろう。

 先週末に来日し、話題をさらったジャスティン・ビーバーも絶好調。こちらも、シングル、アルバム・チャート共に2位に停滞し、「ソーリー」は先週よりもポイントを伸ばして2位に、「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」は4位、「ラブ・ユアセルフ」が引き続き7位に持ちこたえ、TOP100以内には11曲がランクイン中。アルバム『パーパス』の大ヒットも、ジャスティンのケースに至っては、これらのシングル曲があってこその結果だろう。UKチャートでは、アデルをおさえて「ラブ・ユアセルフ」が首位に輝き、シングル・チャートを制覇している。

 そのジャスティンとのウワサが未だ絶えない、セレーナ・ゴメスの新曲「セイム・オールド・ラヴ」は、今週ついにTOP10入りを果たした。アルバム『リバイバル』からの2ndシングルで、1stシングル「グッド・フォー・ユー」(最高位5位)に続いて、2曲連続のTOP10ヒット、通算4曲目のTOP10入りを果たし、ビデオの視聴回数は5500万回を突破した。セレーナに続き、次週以降TOP10入りが期待されるのが、エリー・ゴールディングの「オン・マイ・マインド」で、今週は各ポイントを伸ばして13位まで上昇、年内には「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」に続いて、TOP10入りが期待できそうな動きをみせている。

 26位に初登場したのは、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」。1994年にリリースされてから、毎年ホリデー・シーズンになるとランクインし続けてきた、クリスマス・ソングの定番で、今年もシーズンに合わせてエアプレイやデジタル・セールスが一気に上昇し、上位ランクインを果たした。マライアは、この曲だけで1200万枚のセールスを誇り、アルバム『メリー・クリスマス』も、全世界の売上は1500万枚を突破している。今年は、ニューヨークのロックフェラーセンターにあるクリスマスツリーの点灯式イベントに参加し、およそ1時間の出演で3600万円を稼いだという。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、9日22時以降となります。