ピンクが子供たちの栄養不良と闘うユニセフ大使に
ピンクが子供たちの栄養不良と闘うユニセフ大使に

 ユニセフ大使に任命されたピンクが、貧しい子供たちへ栄養補助食品を支給するユニセフのプログラムでハイチを訪れ、極度の栄養失調にある子供たちを目の当たりにした。

 11月30日に任命された同シンガー(本名アリシア・ムーア)は、米国内の幼い子供たちに運動を奨励すると同時に、世界中の栄養失調の子どもたちへ栄養価が高くビタミン豊富なピーナッツ・ペーストを届けるための募金活動を行う。

 カリフォルニアからの電話インタビューに応じたムーアは、「母親たちが子供へどうやって栄養補助食品を与えたら良いのか教わるのを見られたわ。そして、1週間のうちに子供たちに違いが表れ、元気を取り戻すの。驚きよ」と語った。

 ムーアはインタラクティブなアプリを使って運動を奨励する子供向けフィットネス・バンド、UNICEF Kid Powerの広報を務める。子供たちは1日12,000歩あるいたり、目標を達成することでポイントを獲得。子供たちがポイントを獲得すると、ターゲット(ディスカウント店)やディズニー、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などが、ハイチのような地域に食品パックを送るための資金を提供する仕組みとなっている。

 自身にも4歳の娘がおり、ハイチを訪問したことでユニセフのプロジェクトに対する情熱が高まったというムーア。この夏にはハイチの首都ポルトープランスを訪れ、餓死寸前だった子供たちが食品パックのおかげで回復するのを見たそうだ。

 「役に立っている事が自分の目で見て分かると、それを後押しして、他の人たちにも知って貰えるよう努められるようになるわ」と話した。

 グラミー賞受賞シンガーのピンクは、運動を奨励するプログラムにもってこいの存在だ。彼女のコンサートは、ワイヤーに吊られて観客の上を飛んだり、シルク・ドゥ・ソレイユのように大きなシルクのリボンでスピンしたりと、エネルギッシュな振付にあふれているからだ。