松任谷由実『星の王子さま』作者故郷&40年以上「瞳を閉じて」歌い継ぐ奈留島へ 『SONGSスペシャル』特集決定
松任谷由実『星の王子さま』作者故郷&40年以上「瞳を閉じて」歌い継ぐ奈留島へ 『SONGSスペシャル』特集決定

 12月19日午後22時~NHK総合テレビ『SONGSスペシャル』では、デビュー43年を迎えたシンガーソングライター 松任谷由実を特集する。

松任谷由実 フランスや奈留島での写真一覧

 11月に公開された映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』の日本語吹替版主題歌の作曲を依頼されたユーミン。曲作りのヒントを探し求めて『星の王子さま』の作者 サン=テグジュペリの故郷 フランス・リヨンを訪れた。1943年に出版されて以来、270以上の言語・方言に訳され、1億4500万部以上を売り上げてきたサン=テグジュペリ不朽の名作『星の王子さま』。中学生のころにこの作品を初めて読んだというユーミンは“大切なものは目に見えない…”子供向けの作品でありながらも人間の根源的なテーマを描いた『星の王子さま』の世界に触れ、深い感銘を受ける。そして「やさしさに包まれたなら」や「ひこうき雲」など自身の原点・荒井由実時代に作曲した作品へ思いをはせた。

 また、荒井由実時代に作曲した名曲「瞳を閉じて」。この曲はそもそも41年前、長崎・奈留島に暮らすある少女からラジオ番組に「私の学校の校歌を作ってください」という依頼があり、作ったものだった。少女が通っていた長崎県立奈留高校は今年創立50周年を迎え、ユーミンは27年ぶりに奈留島へ。「瞳を閉じて」は今でも奈留島の愛唱歌として歌われ、子供たちはこの曲をとても大切に歌い継いでいる。自ら作った歌が40年以上に渡って島の人にずっと愛され続けている事を目の当りしたユーミンは思わず感動の涙が溢れてしまう。

 フランス・リヨン、長崎・奈留島、2つの心の旅を通じてユーミンの知られざる創作の原点に迫る。