プエルトリコのラッパーが【ノーベル平和サミット賞】を受賞

Billboard JAPAN

 カジェ・トレセ(Calle 13)のフロントマン、“レシデンテ”として知られるラッパーでソングライターのレネ・ペレスが、曲の歌詞や社会的支援を理由にノーベル平和サミット賞を受賞した。11月15日にバルセロナで開催された【第15回 ノーベル平和賞受賞者世界サミット(World Summit of Nobel Peace Laureates)】にて授与された。

 ペレスはラテン系アメリカ人初の受賞者となった。毎年行われるノーベル賞受賞者の同会合で過去に授与されたのは、U2のボノやシャロン・ストーン、キャット・スティーヴンス、ボブ・ゲルドフ、ショーン・ペン、ピーター・ガブリエルなどの面々だ。

 ペレスの歌詞はラテン系アメリカ人のアイデンティティーや人種差別、移民、反逆などを扱っており、カジェ・トレセの最新アルバム『Multi Viral』のタイトル曲ではウィキリークス創始者のジュリアン・アサンジとコラボし、反企業の行動を呼びかけるデモのきっかけとなった。

 プエルトリコ人のペレスは、アムネスティ・インターナショナル(人権擁護、難民救済、良心の囚人を救済・支援する国際組織)やユニセフなどの組織に自身の声や映像で協力しており、プエルトリコの独立や連邦刑務所に収監されているプエルトリコ人民族主義者、オスカー・ロペス・リベラの釈放をたびたび訴えている。

 ここ数年、アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領やウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領などの政治家と個人的に会っているペレス。今年初めのカジェ・トレセのコンサート後には、バルセロナ市長で社会活動家のエイダ・コラウと楽屋で2人だけで対談した。

 ペレスは現在、初のソロ・アルバムのレコーディング中だ。義理の兄弟でカジェ・トレセを一緒に立ち上げたエドゥアルド・カブラとは、今年7月に同グループとして最後のコンサートを行った後は別々のプロジェクトに取り掛かることを発表していた。

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