7月にイギリスの南海岸にある崖から転落し死亡したオーストラリア人シンガーソングライター、ニック・ケイヴの息子アーサー・ケイヴについて、転落前にLSDを摂取していたことが検死の結果明らかになった。アーサーはまだ15歳だった。

 ベロニカ・ハミルトン-ディーレイ検死官は本件に関し、“事故死”と判断。脳の損傷が複数みられたことによる死亡だと証拠づけた。

 アーサーは死に至った転落の直前、ある友人と一緒に幻覚を誘発するLSDを摂取していたことが供述書に示されている。ニック・ケイヴと妻スージーは、損傷に関する生々しい供述を聞くと手短にその場を去ったそうだ。

 深い悲しみにある同夫妻は息子の死を受け声明を出しており、“素晴らしく、楽しい、愛すべき息子”と褒めたたえている。