プレイリストを作成するキュレーター向けのサポートツールが公開
プレイリストを作成するキュレーター向けのサポートツールが公開

 プレイリストを作成するキュレーターのための新しいサポートツール“Gracenote Rhythm Curation”のベータ版が発表された。

 “Gracenote Rhythm Curation”とは、世界中の音楽キュレーターやDJのために開発されたウェブアプリケーションだ。直観的に操作できるインターフェイスとなっており、膨大なカタログの中から簡単にプレイリストを作成、編集することができる。Gracenote の最高戦略責任者兼音楽部門ゼネラルマネージャーのタイ・ロバーツは「今、音楽キュレーターにとって、多岐にわたる幅広い種類の音楽から選択的にプレイリストを設計できるツールがないのが現状で、多くは単純な検索に頼っている。テクニカルな知識のない音楽専門家にとっても使いやすいインターフェースなので、このツールを活用すれば世界中の音楽を網羅するカタログの中から条件にあった楽曲を選び出すことが可能だ」とコメント。

 本アプリケーションでは、アーティストタイプ、ジャンル、活躍地域、楽曲のリリース年などの記述的メタデータや、機械学習で数千万曲に自動付与したムードやテンポなどのデータを活用して、膨大な楽曲カタログの中からさまざまな条件でのフィルターが可能。関連楽曲のプレイリスト作成はもとより、新人アーティストの楽曲についても機械学習によって、プレイリストを作成することができる。本アプリケーションの完全版は、2015年12月に公開が予定されている。