イヴ・サン=ローランが最も輝き、最も堕落した10年間を華やかに描いた映画『サンローラン』が日本公開決定
イヴ・サン=ローランが最も輝き、最も堕落した10年間を華やかに描いた映画『サンローラン』が日本公開決定

 イヴ・サン=ローランが世界に名を知らしめてからの激動の10年間を描いた衝撃作『サンローラン』が、12月4日より日本公開されることが決定した。

 昨年公開された映画『イヴ・サンローラン』は、21歳という若さで故クリスチャン・ディオールの後継者となり、ファッション界のトップへと駆け上がっていくサン=ローランの栄光と闇を描いたストーリー。元恋人でビジネスパートナーでもあったピエール・ベルジェの全面協力のもと、イヴ・サンローラン財団初公認作品として財団所有のアーカイブ衣装を使って制作された。

 一方、今回 公開される映画『サンローラン』は“モンドリアン・ルック”や“スモーキング”で世界的に大ブレイクした直後の1967年から激動の10年間にスポットを当て、モデルのベティや愛人のジャックとともにアルコールやドラッグに溺れていく様が、豪華絢爛な映像美とともに描かれている。本作は2014年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門に出品され、セザール賞では最多10部門ノミネートし、同年のアカデミー賞にもフランス代表として選出された。サン=ローラン役を務めるのはギャスパー・ウリエル、ベルジェ役をジェレミー・レニエ、さらに、晩年のサン=ローラン役として名匠ヴィスコンティに愛されたヘルムート・バーガー登場する。

◎公開情報『サンローラン』
12月4日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開
(C) 2014 MANDARIN CINEMA - EUROPACORP - ORANGE STUDIO - ARTE FRANCE CINEMA- SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL