ヴァイオリニスト宮本笑里、3年半ぶりのニューアルバム『birth』2週連続の第1位
ヴァイオリニスト宮本笑里、3年半ぶりのニューアルバム『birth』2週連続の第1位

 今週のBillboard JAPAN Top ClassicalAlbums第1位は、ヴァイオリニスト宮本笑里がリリースした3年半ぶりのニューアルバム『birth』となり、2週連続のチャートインとなった。宮本が作曲したタイトル曲「birth」をはじめ、「Time To Say Goodbye」「リベルタンゴ」「星に願いを」「ニュー・シネマ・パラダイス愛のテーマ」など、有名曲やヘンデル「パッサカリア」など多彩な楽曲が収録されている。10月2日、横浜での公演を皮切りに、『birth』収録曲中心のプログラムにて、ピアノトリオでの全国ツアーが開始される予定だ。

 第2位はピアニスト辻井伸行による『THE BEST』が21回目のチャートインを記録した。モーツァルト「きらきら星変奏曲」、ベートーヴェン「テンペスト」、ショパン「バラード第1番」など、2010年~2013年に録音した音源の中からセレクトしてたベスト・アルバムとなっている。辻井伸行は7月から3ヶ月の間、ソロ・リサイタルとオーケストラとの共演で、精力的に全国ツアーを行っていた。

 第3位はジョージ・セルがクリーヴランド管弦楽団と残した、フランス音楽名演集だ。収録曲はドビュッシー「海」とラヴェル「ダフニスとクロエ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」となっており、正規録音は当アルバムの3曲のみ。タワー・レコード“Sony Classical”スペシャル・セレクション第9期としてリリースされた。今週は同シリーズから、セルとクリーヴランド管の共演のディスクが全部で3枚同時チャートイン。交響曲以外のモーツァルトの管弦楽曲と協奏曲の名演を収録した録音が第5位に、シューベルトの交響曲「未完成」「ザ・グレイト」収録盤が12位となった。