くるり「ふたつの世界」が初登場にしてビルボードアニメチャートを制覇
くるり「ふたつの世界」が初登場にしてビルボードアニメチャートを制覇

 今週のビルボードアニメチャートは、くるりによる『境界のRINNE』ED曲、「ふたつの世界」が制覇した。高橋留美子原作の同アニメはこれまでにも複数のロック・バンドと主題歌でコラボ。今回、いまやベテランの域に達したバンドの新曲が見事にアニメチャートを制した。その原動力となったのは高いCDセールス力(2位)に加え、ラジオプレイでの圧倒的な高ポイント。ラジオプレイでアニメチャート中2位となった、さユり「ミカヅキ」をはじめ、後続を大きく突き放し1位となった。また、PCへのCDの取り込み回数を示すルックアップ(5位)や、TwitterでのTweet数によるポイント(2位)でも、それぞれ上位につけている。

 今週2位となったのは秦 基博の「ひまわりの約束」。こちらは総合順位でこそ首位を明け渡したものの、Youtubeの再生回数とストリーミングのポイントでアニメチャート中1位となり、今週も衰えぬ支持の高さを見せつけた。今週アニメチャート3位となったのはLa PomPonによる『名探偵コナン』OP曲の「謎」。過去の人気テーマ曲のカヴァーとして話題となった同曲が、CDセールス1位、ラジオプレイ5位という結果を残し、くるり、秦に続いた。

 4位以下にはGENERATIONS from EXILE TRIBEによる「Hard Knock Days」など、8月以前リリースのロングヒット曲が並ぶ。そんな中、CDの発売は12月とかなり先ながら、今週11位にランクインしたのが、話題のソーシャルゲーム『アイドリッシュセブン』のキャラクターソングである、TRIGGER「SECRET NIGHT」。こちらはCDに大幅に先行してのデジタル配信で、デジタルセールス以外のポイントが全く無い中、チャートインを果たし、ファンの期待感の高さを思わせる結果となった。

 なお、今週SEKAI NO OWARIによる「RPG」が99週目のチャートインを果たしており、“アニメチャート100週ランクイン”まであと1と迫っている。