東京佼成ウインドオーケストラ『ブラバン!甲子園よりぬきベスト55』20回目のチャートイン
東京佼成ウインドオーケストラ『ブラバン!甲子園よりぬきベスト55』20回目のチャートイン

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、2008年にリリースされた東京佼成ウインドオーケストラ『ブラバン!甲子園よりぬきベスト55』が8位となり、20回目のチャートインを記録した。本作は、『ブラバン!甲子園』過去4枚のシリーズから、2008年に行われた夏の甲子園第90回記念大会の出場全55校にちなんで、55曲を選出して収録したアルバム。夏の風物詩である甲子園の人気を反映し、発売年以降も、8月のセールスで断続的にチャートインしている。

 第2位は1968年収録、時の首相・近衛文麿の弟としてヨーロッパを舞台に活躍した近衞秀麿と読売日本交響楽団による、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」とシューベルト:交響曲第7番「未完成」。8月8日放送のNHK BS-1スペシャル「戦火のマエストロ・近衛秀麿~ユダヤ人演奏家の命を救った男」、そして同番組の原作本「戦火のマエストロ・近衛秀麿」(NHK出版)の発刊に合わせ、オリジナル・アナログマスター使用によるハイビット・リマスタリングで緊急リリースされた。

 第1位はフジテレビ「ホンマでっか」に出演の児玉光雄(右脳開発トレーナー)が監修した『0歳からの育脳クラシック』で、今回で167回目のチャートインを記録。また5位には海上自衛隊東京音楽隊の歌姫、三宅由佳莉のセカンド・アルバム『希望~Songs for Tomorrow』が22回目、7位にはアニメ君嘘のクラシック・コンピ『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』が38回目、更に三宅由佳莉ファースト・アルバム『祈り~未来への歌声』が65回目のチャートインとなるなど、チャート常連のアルバムがその人気振りを見せつけた週となった。

text:yokano