“カート・コバーン暗殺説”唱える記者、死亡現場の記録公開求めるも棄却される
“カート・コバーン暗殺説”唱える記者、死亡現場の記録公開求めるも棄却される

 ニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンの死亡現場を写した写真や記録を公開するよう求めていた訴訟が棄却された。

 キング郡最高裁判事のテレサ・ドイルは、間違った手続きであるとしてジャーナリストのリチャード・リーによる同訴訟を棄却した。シアトル・タイムズ紙が報じている。

 コバーンの1994年の死は自殺だったとする確固たる証拠があるにも関わらず、“彼は殺されたのだ”と殺人陰謀説を主張するリーは、写真の公開を求める公文書を提出していた。

 同判事はリーについて、自身の要求に応じるための十分な時間をシアトルに与えず、不適切な方法で訴訟を起こしたと判定した。一方のリーは、別の記録要請をし、要求がのまれなければ再び訴訟を試みるとしている。

 2014年にシアトル警察は、それまで未現像だったコバーン死亡現場のフィルム4本を分析。そのうち2枚を公開したものの、致命傷となったショットガンによる傷の写真は未公開のままにしている。