17万票獲得したミュージシャン 三宅洋平の映画『選挙フェス!』初日舞台挨拶「全部が出ている」
17万票獲得したミュージシャン 三宅洋平の映画『選挙フェス!』初日舞台挨拶「全部が出ている」

 政治経験ゼロの新人候補ながら落選候補最多の17万6970票を集めた三宅洋平の2013年夏の参議院選挙に密着したドキュメンタリー映画『選挙フェス!』が、7月4日より渋谷ユーロスペース等にて全国順次公開スタート。初日舞台挨拶として三宅洋平本人と監督の杉岡太樹氏が登壇した。

その他の初日舞台挨拶の写真

 当時緑の党から推薦を受けて立候補した三宅洋平((仮)ALBATRUS)が、音楽と演説を融合させた街頭ライブ型政治演説を【選挙フェス】と称して行った全国ツアーなど、17日間26か所に巡る旅に完全密着したドキュメンタリー映画となっている本作。公開初日の渋谷ユーロスペースは超満員となり、場内には立ち見客も出るほどの混雑に。その注目度を証明する盛況を迎えた。

 映画上映後、杉岡監督を伴ってスクリーンの前に現れた三宅洋平は、当時のエピソードや各シーンでの撮影秘話などを惜しげなく語り、印象に残っているシーンとして開票日の朝に流した涙を撮影されていたことを挙げ、「映画館で観ると違うね、映画は」と笑顔を見せた。また、本作では「全部が出ている」と語り、人間らしく生きていける社会を構築するための政治をしたくて選挙に出たと告白。さらには「最後くらいはCDの音源をかけて欲しかった!」と笑いを取ると、「次回作に期待します」と杉岡監督へエールを贈った。

 初日挨拶が終わった後には、写真展「(仮) 選挙はアートだ! ?三宅洋平の選挙フェス 17日間の記録?」を展開していたアートスペース アツコバルーも訪れた三宅洋平と杉岡監督。なお、映画『選挙フェス!』は現在、渋谷ユーロスペースと横浜シネマ ジャック&ベティにて上映中となっており、8月23日からは逗子 シネマアミーゴにて、そして夏から秋にかけては京都 立誠シネマ、大阪 第七藝術劇場、神戸 元町映画館などでの公開を控えている。


撮影:杉岡祐樹

◎映画『選挙フェス!』劇場情報
<上映中>
渋谷 ユーロスペース、横浜 シネマ ジャック&ベティ

8月23日(日)?9月5日(土) 逗子 シネマアミーゴ
9月25日(金) 松本 松本CINEMAセレクト

<今夏以降公開予定>
京都 立誠シネマ、大阪 第七藝術劇場、神戸 元町映画館