AKB48 指原莉乃“首位返り咲き”総選挙の後夜祭で「大事な大事なゴミたち」
AKB48 指原莉乃“首位返り咲き”総選挙の後夜祭で「大事な大事なゴミたち」

 6月7日 福岡ヤフオク!ドームにて『AKB48 41stシングル選抜 総選挙後夜祭~あとのまつり~』が開催された。

 同公演は、総選挙から一夜明けて開催された後夜祭としてのコンサート。1位を獲得した指原莉乃のソロ曲「それでも好きだよ」で幕は開け、続けてオープニング3曲を指原とともに新選抜メンバー16名が務め、4曲目「ヘビーローテーション」ではランクインを果たした上位80名がパフォーマンス。また新しいAKB48グループがスタートしたことを感じさせた。

 続いては、AKB48の各チームと姉妹グループが、世界旅行をテーマにステージング。チームAはキャビンアテンダントの衣装で「摩天楼の距離」、チームKは武藤十夢のドラムパフォーマンスと激しいダンスで「エリアK」、SKE48は松井珠理奈と松井玲奈によるタンゴを交えながら真紅の衣装で「強き者よ」、NMB48は渡辺美優紀のエレキギターソロから「パンキッシュ」を、それぞれ披露。チームやグループの個性をぶつけ合った。

 中盤は、最新シングルのタイトル曲「僕たちは戦わない」や、「Summer side」などで構成。「バレバレ節」ではメンバーが浴衣姿で登場し、コンサートタイトル通り、会場がお祭りの雰囲気で盛り上がった。

 トークコーナーでは、総選挙で大躍進を遂げたメンバーとして、AKB48の小嶋真子、SKE48の谷真理佳、NMB48の白間美瑠などが、あらためて感謝の挨拶。小嶋真子は速報で圏外だったとき、次期総監督の横山由依が「大丈夫?」と誰よりも早く連絡をくれたエピソードも明かした。HKT48のトークコーナーでは、初のランクインでいきなり31位を獲得しアンダーガールズ入りを果たした渕上舞をピックアップ。その期待度は順位以上に高いようで、「今回の総選挙で一番の収穫」と指原も語るほどだった。

 また、指原のリクエストに応え、1位になった記念として、選挙でランクインしたHKT48メンバー14名による胴上げも実現。あまり高さのない手荒な胴上げに、昨日はメンバーを「大事な大事な宝物」と褒めていた指原も、照れ隠しなのか「大事な大事なゴミたち」と厳しくツッコむ場面も。

 終盤には、「君のことが好きだから」の博多弁バージョンの「君のことがすきやけん」を全グループメンバーで、花道を含めステージを埋め尽くして披露。ファンだけでなく、2日間お世話になった博多の街にも感謝の気持ちを伝えるパフォーマンスとなった。

 そしてアンコール1曲目は、指原のソロによる「あなたがいてくれたから」。ひとりステージのセンターに立ち切々と歌い上げた後、「皆さんのおかげで1位になることができました。未熟な私をまだまだ支えてください」と、あらためてファンに挨拶した。

 AKB48グループにとって一大イベントである総選挙を終え、高橋みなみ総監督がそう語ったように、AKB48はまた新たな一歩を踏み出した。

(C)AKS