元恋人のM.I.A.とディプロ、各々の言動を受け舌戦へ
元恋人のM.I.A.とディプロ、各々の言動を受け舌戦へ

 元恋人のM.I.A.とディプロが、お互いのインタビューでの発言に対する舌戦を繰り広げているなか、M.I.A.が4月23日、ツイッターで自身の同胞たちに謝罪するようディプロに要求した。

 事の経緯はこうだ。M.I.A.がローリング・ストーン誌にて、元カレのディプロについて“嫉妬深く、束縛する”などと批判。これを受け、ディプロは23日掲載の米ビルボードのインタビューにて、「次の日ホテルで会ったんだけど、彼女は謝ってたよ。5年間、そんな彼女の姿は見たことがなかった。彼女が言っていることにウソはないよ。彼女がメジャー・レーベルと契約したとき、確かに俺は嫉妬したし、悲しかったし、おそらく愚かだった」と語った。

 しかし、この発言に対しM.I.A.は“自分は謝ってなんていない”とキッパリ否定。同時に、自身の同胞たちに謝罪するよう求めたのだ。

 ちなみに彼女の言う“同胞”とは、おそらくスリランカのタミルに住む人々の事を指しているのだろう。彼らはスリランカ内戦中、集団虐殺や人権侵害を受けてきた。

 M.I.A.はローリング・ストーン誌にて、「彼が私の事を悪く言うのは気にしない。でも、内戦中にスリランカやタミルの人々に起きた事を疑ったり軽視するのは、もの凄く不快なの。人々が亡くなったり、実にバカげた事が起きたりするのが本当にあったし、人々は未だにそこから抜け出せないでいるからよ」と話していた。